【由無し事】初顔合わせ - 黒板五郎の徒然草（ブログ）

【由無し事】初顔合わせ
２０１７年０６月０５日（月）　晴れ

昨日は、久しぶりに夫婦で東京に行ってきた。長男の新妻のご両親と初の顔合わせをするためである。我々の時代（３０年前）とは違い、今では、結婚の仕方も随分と変わった様である。出逢いのプロセス自体は今も昔もそう変わらないと思うが、結婚のプロセスが変わった様である。我々の時代は、いざ結婚となると家と家の関係みたいな事が言われ、本人達（私達）は殆ど仕来たりも知らないが、親同士が主導して段取りを進めて行ったと思う。媒酌人を決めなさいと親に言われて会社の上司にお願いし、両家の顔合わせの日取り、結納の日取り、結婚式の日取りを決めなさいと言われて決めて行ったと思う。我々夫婦にとっては、今回の長男の結婚が親としての子供の結婚の初体験であるが、何をどう進めれば良いのかを悩む前に、息子が自分でどんどん段取りを進めてくれたので、親としてはとても楽であった。幸い、相手方のご両親も形式には拘りません、そちらのやり方で進めてくれて構いませんと仰ってくれたので、気が楽であった。そもそも、息子が２年前に彼女の家を訪れて、ご両親に「同棲させて下さい」と頼んで了解を貰った所から二人の生活が始まった事が我々夫婦の世代には驚くべき事だったので、以降は息子のペースで進んだのも当然と言えば当然である。そういうパターンも最近はそう珍しくもないそうである。やはり時代は変わった、時代は動いているのである（笑）。以降は、昨年の暮れに旅行先でサプライズのプロポーズをし、年が明けて、二人が出逢った記念の日に入籍をして目出度く夫婦になったので、両家の顔合わせが事後の昨日になったのも自然な流れだったと思う。
　９：２０に三島の自宅を出発し、９：５０発のこだまで東京に向かう。何時もなら車内で缶ビールを飲むところであるが、両家の初顔合わせと言うことでアルコールは自重した（笑）。品川から山手線に乗り換え、恵比寿で地下鉄日比谷線に乗り換えて六本木に着いたのが１１：２０。六本木ヒルズの森タワー前で息子と合流した。顔合わせのお食事会は１２時からであるが、新妻側は事前に両親と待ち合わせてから会場に連れて来ると言うので、我々の方も同じ様に事前に息子と合流する事にしたのである。予約時刻には３０分ほど時間があるので、取りあえず森タワービルに入ったのだが、何と、向こう側から歩いて来た新妻とご両親の３人に鉢合わせ。その場で初顔合わせの挨拶を交わすことと相成った。時間はまだあったが、食事会場に行くことにし、途中で息子が店に電話を入れたところ早くてもＯＫとの事だったので、そのまま会場へ。
　お食事会場は、森タワーに隣接するビル・グランドハイアット東京の６階にある寿司処「六緑（ろくろく）」であった。新妻のお父上は私より２歳上の６４歳で東京の出身、お母上は軽井沢の出身との事であった。両家ともに家でワンちゃんを飼っていると言う事で、お互いにスマフォに収めた犬の写真を見せ合い、ワンちゃん談義で盛り上がった。それから、食事会の席上で、今年度（２０１７年度）の会社の社長杯で最高ランクの賞を獲り、来年６月には両家の両親をハワイに連れていくと息子が力強い宣言をした。来年は３年振り３度目のハワイ旅行が出来そうである（笑）。
　２時間弱でお食事会はお開き。あちらのご両親とは森タワーの外でお別れし、息子夫婦と我々夫婦の４人で１０月に結婚式＆披露宴を行う式場を見学することにした。タクシーで白金台にある「八芳園」に向かう。八芳園はお庭が広く、なかなか落ち着きのある式場であった。
　１時間弱の見学をしたあと、息子夫婦とはここで別れて我々夫婦はホテルのシャトルバスで品川駅に向かい帰途に付く。自宅に戻って来たのが夕方の５時頃、品川駅のエキナカで買って来た酒肴を広げて飲み直しである。あちらのお父上より、出張先で買って来たという日本酒「出羽桜」を戴いたので、早速戴いた。やはり日本酒は美味い！
　これで長男は落ち着いたので、あとは長女と次男の結婚であるが、今のところ全く兆候もない状況である。果たして結婚は何時になることやら。