【時事】どんどんボロを出す安倍首相サイド

■昭恵夫人のｆａｃｅｂｏｏｋ投稿が、他の人間が書いたと言う疑惑
本日のテレビの対談（ＮＨＫだったかな？）でも民進党議員から指摘されていたが、昭恵夫人のｆａｃｅｂｏｏｋの文面が官僚チックな用語表現満載で、とても一般人の昭恵夫人が書いた文面とは思えない。例えば、「当該」という言い回し、一般人はまあ使わないはナァ。そのほかにも、違和感がある点が以下の記事で何点も指摘されている。
　昭恵夫人のFacebookコメントは首相官邸が作成した疑いが濃厚　〜官邸と一体の昭恵夫人〜
　昭恵夫人Facebookコメント＝官邸サイドがつくった疑いが濃厚　（元東京地検特捜部　郷原信夫）
だから、野党が言う様に、偽証罪を覚悟して発言した国会証人喚問と、全くの責任を問われない、どころか、昭恵夫人がユーザ名とパスワードを教えさえすれば誰でも昭恵夫人になりすまして書き込みが出来るブログやＳＮＳ（ｆａｃｅｂｏｏｋ、ｔｗｉｔｔｅｒなど）の書き込みを同じ土俵で議論するなと言うこと。自民党はもう少しセキュリティのお勉強をしなさい。これじゃあド素人でしょう。余りにもレベルが低すぎる。国民は国会議員よりも随分とＩＴレベルは進んでますよ。
■昭恵夫人自身が公開されたメールで、自分が「関与した」と書いている事を、気づいていない安倍首相サイド
以下、公開された昭恵夫人のメールの一つを引用したもの。赤字部分で昭恵夫人が関与した事を自身が書いている。昭恵夫人は、自分が関わったことで、裏で何かがあると勘ぐられる事を気にして書いている様だが、現在、世の中が一番注目しているのは、裏で何かがあったかどうかではなく、正しい事だろうが法律に違反して無かろうが、とにかく、安倍首相もしくは昭恵夫人が森友学園の土地売買問題に関与したかどうかなのである。だから、このメールに書かれている「私が関わったということ」と言う事実だけで、安倍首相が国会答弁で、私か妻が関与していた場合は総理大臣も国会議員も辞めると言ったことに対しては、疑問の余地もなくアウトなのである。
〜〜〜〜〜以下、昭恵夫人のメール引用〜〜〜〜〜
私もよくわかりませんが、いろいろ気を付けなくてはいけないことがあります。私が関わったということは、裏で何かがあるのではと疑われないように、細心の注意を払わなくてはならないということだったのでしょう。まず非公開だったことが疑われることになりました。そしてあまりにも熱い思いで突き進まれたために、いろいろなところにゆがみもあったのではないかと考えます。主人が総裁選挙で講演をお断りしたとき、ひどく怒っておられたとのことで、うちの事務所は不信感になっていました。そんな中で、誤解が生じていったことがあり、園長のご説明を理解することができなくなったのかもしれません。ご夫妻が今、大変なことは想像がつきますが、主人にとっても大変なことに巻き込まれたということもご理解いただきたいと思います。
〜〜〜〜〜以上、昭恵夫人のメール引用〜〜〜〜〜

■自民党は、森友学園問題の疑惑を解明する事を完全に忘れて、安倍首相への火の粉を払う事だけしか見えていない
今日のＮＨＫの討論番組を見ていると、与党の公明党を含めて、自民党以外は、少なくとも今回の森友学園問題の核心は、以下の２点である事をきちんと押さえていた。
(1) 何故、国有地が破格の安値で売られたのか
(2) 何故、大阪府は小学校の認可（認可妥当）を、これほど異常な速さで出したのか
自民党の出演者である下村博文幹事長代行だけが、籠池理事長の証人喚問の内容だけを問題の核心だと捉えていた様な発言に終始し、証人喚問で明らかになったから、もう幕引きだと発言していた。上記の核心２点は何も解明されていないと言うのに。そもそも、土地の価格決定に関しても、小学校の認可に関しても、一民間人である籠池理事長には全く手出し口出しできない範疇の決定事項であるから、籠池理事長を証人喚問したところで、上記２点の話は何も進まないのは自明である。そもそも、籠池理事長の証人喚問を決めたのは自民党であり、その理由は、安倍首相が１００万円を寄付したと籠池さんが言った事（安倍首相が侮辱されたと受け取ったらしい事）に対する正否を解明する事が目的だった訳である。だから、初めから籠池さんの証人喚問では、上記２点の解明など誰も出来るとは思っていないのである。そんな単純な理屈も分からないほど、自民党は舞い上がっているのである。何故そんなに舞い上がるかと言えば、それは、やましい事を自覚しているからではないかと勘ぐるのが自然である。下村衆院議員は安倍首相と同年齢（私とも同年齢）だが、日本会議メンバでもあり、安倍首相の腰巾着だとネットでは言われている様であるが、とにかく、この人もレベルが低すぎる。もっと優秀な人材は自民党にはいないのだろうか。最近は、自民党内でも安倍首相のやる事に呆れている議員が多いという噂も聞く。自民党の行く末は危ないのかも。

■ちなみに、３通の異なる費用見積もりについて
３通の費用見積もりの存在について、籠池理事長は、証人喚問の場では刑事訴追の可能性があると言うことで証言を拒否したが、確かに、今回の疑惑解明のためには、この３通の費用見積もりに対する疑惑解明も必要だと思う。この件については、籠池理事長は、証人喚問の場で、土地取引交渉については、当時の顧問弁護士で土地取引の専門家でもある酒井康生弁護士に任せていた証言しているので、疑惑解明するなら酒井弁護士を証人喚問すべきである。これは記憶が曖昧であるが、確か籠池さんは、３通の見積書を作れと言う指示も酒井弁護士から言われたと言ってた様な気がする。証人喚問の場ではなくインタビューか記者会見の場だったと思うが。酒井康生弁護士については、土地取引の交渉を一手に引き受けて進めた当事者だし、財務省理財局からの電話を受けて籠池さんに１０日間身を隠せと伝えた人だし、認可を取り下げろと指示した人だし、一番大事な時期に突然辞任して離れて行った人であり、何やら胡散臭い人である。疑惑解明のためには、酒井康生弁護士の証人喚問が必須である。この弁護士は、日本維新の会とも繋がりが深い弁護士だともネットでは言われており、全く根拠はないが、この弁護士を通じて籠池理事長は誰かから嵌められ、最後に梯子を外された可能性もあるのかもしれない。