小沢一郎さん、やっぱり凄い人だ。


小沢一郎さん、やっぱり凄い人だ。
2016年12月8日(木) 晴れ
 
今日も、真っ青な空で天気が良かった。寒かったが(笑)。
 
本日は、夕方から、夫婦で隣町の沼津に出かけて来た。「生活の党と山本太郎となかまたち」改め、自由党静岡県連大会に参加するためである。
こういう政治団体の集会に出席するのは、勿論、生まれて初めてである。
目的は、小沢一郎さんのお話を、生(なま)で聴くためである。
 
小沢一郎さんと言えば、自民党時代から、モノをはっきり言うし、言っている事が明確で分かり易く、誤魔化しがないので、私が好感を持つ政治家の一人であった。
ただ、正論をズバッと言うので、その辺の並の政治家には、「煙たい存在」だったのかもしれず、小沢さんの前から去って行く政治家も、多かったのだろうと思う。
 
そんな小沢さんも、最近、ネットの世界では、頻繁に名前が上がる様になり、「ひょっとしたら、次期総理大臣になる人かもしれない」と、世間では言われ始めているらしい。
 
本日の集会は、18:30開場、19:00開演であったが、開場10分前に会場である沼津労政会館に行ったら、既に、会場は半分程度埋まっていた。
幸いな事に、日本人というのは、奥ゆかしくて、前の方の席に座りたがらない人が多いためか、2列目という絶好の場所が空いていたので、夫婦で席に着いた。
小沢さんの席は、僅か3m先である。
 
定刻に集会が始まった時点では、小沢一郎さんは、まだ会場に到着していなかったが、30分ほどして到着、早速、登壇されて、お話が始まった。
 
話の内容は、詳しくは書かないが、
 
●ここ200年、イギリスでの産業革命以来、世界に広がっている新自由主義の何たるかを、簡潔に、素人でも分かる様に説明され、
  - それが、如何に国民の大多数を不幸に陥れる思想であるか
  - 格差社会を生む思想であるか
 を説明してくれた。
 
新自由主義とは、ひと事で言えば、弱肉強食
  - 競争に勝った者が、富を手に入れ、
  - 負けた者は、切り捨てられる
 と言うことである。
 市場原理主義と言う、格好良い言葉で表現される事もあるが、要するに、そういう事である。
 
グローバリズムと言うのは、まさに、市場原理主義を、「一国家」から「国境のない世界」に広げたものである。
 「決して、政治が目指す姿ではない」と小沢さんは力説する。
 
政治とは、国民の生活を守るためのものである。
 ある一定ラインの生活を、国民に保証するのが、政治の使命である
 と、小沢さんは訴えている。
 
●「競争に勝った者だけが富を得負けた者は切り捨てるというのは、政治の目指す所ではない。
「しかし、そういう政治を目指しているのが、自民党、安倍政権である」と、小沢さんは言っている。
 
「自民党は、自分がいた政党なので、嫌いじゃないし、安倍晋三さんも。嫌いじゃない。」
「だけど、そういう政治を推し進めている自民党、安倍政権は絶対に許せない。」
と小沢さんは言っている。とても分かり易いし、正論である。
 
小選挙区制は、自分が自民党の時に作った選挙制度であり、
 ●民主主義を推し進めるためには、政権交代をしやすくして
 ●政権を担当した党が常に緊張感を持って政治を遂行するという姿にするためにも、
 ●死に票が増えるという欠点がある事は分かっていたが、敢えて、小選挙区制に変えたのだ」
と小沢さんは言っていた。
 
「その結果、短かったが、細川政権が誕生したし、2009年には民主党政権が誕生したのだと。」
失敗したら政権が変わり、新しい政権が政治を変える。これが健全な民主主義であり、小選挙区制のメリットである」
と小沢さんは力説していた。
 
そして、
「次の選挙では、野党共闘して、絶対に政権を奪還すると小沢さんは宣言した。いや、本当に私もそう願っている。日本を無茶苦茶にし、さらに民主主義を無視してやりたい放題にしている安倍政権はもう駄目である。
 
集会が終わり、会場を出るときに、小沢一郎さんと固い握手をして来た。やはり、小沢一郎さんのパワーは只者じゃなかった。手が痛い!(笑)
 
1 小沢一郎代表のお話
 
 
3 最後に「頑張ろう!」三唱