国際リニアコライダーの経済効果


国際リニアコライダーの経済効果
2016年3月22日(火) 晴れ
 
国際リニアコライダーの経済効果
 
久々に、三橋貴明さんの面白い記事であった。「投資」の区分の説明や、投資効果と言う観点からの評価など、新しい切り口からの解説である。
特に、投資効果についての話で、
 
「技術開発投資」が一番投資リスクが高い(効果が出るまでに時間が掛かるし、技術開発が成功せず投資が水の泡となる可能性だってある)、だからこそ、技術開発については、民間だけにリスクを負わせるのではなく、政府が率先して投資すべきだ」
 
と言う三橋さんの主張は、説得力がある。
昨今は、株主資本主義が過度に進み、企業(経営陣)は株主利益(その結果の自分たちの評価)により早く結びつく様な短期的に利益が出る投資しかしなくなっている
中長期的な研究開発や、ハイリスクな研究開発には、手を出さなくなって来ている。
これでは、国家の行く末は暗い。
だからこそ、国家(政府)は、自国の将来を見据えて、技術開発投資を率先して進めるべきなのである。
 
それなのに、どういう訳か、経済企画の担当でもない復興庁の事務方トップ(事務次官)が「金食い虫」発言をするとは、トンデモナイ事である。
官僚の質も落ちたものである。やはり、日本は経済企画庁を復活させる必要がある。
 この後の投稿において経済企画庁の話をする。