【由無し事】粗大ごみ

【由無し事】粗大ごみ
2016年03月20日(日) 春分の日 くもり

 本日は春分の日。明日からは昼の時間の方が夜の時間よりも長くなり、夏に近づく訳である。ここ数日は暖かい日が続いているし、さすがにもう寒い冬は終わったと思って良いのだろう。
 さて、今日は粗大ごみの話をする。わが町・三島市のゴミ行政においては、だいたい以下の様なサービスが提供されている。
●燃えるゴミ
 毎週2回、市内各町内の定められた集積場所まで回収しに来てくれる。ちなみに私が住む町内は火曜と金曜。
ダンボール、雑誌類
 隔週に1回、同じく定められた集積所まで回収しに来てくれる。ウチの町内は隔週の木曜日。
●不燃物(ビン、缶、その他金属類(大きくない物))
 これも隔週に1回、同じく定められた集積所まで回収しに来てくれる。ウチの町内は隔週の木曜日。ダンボール類と不燃物が交互の木曜日に回収される。
●小物家電(リサイクル法適用外の家電)
 平日の毎日、市内の何ヶ所かの集積施設に持ち込めば引き取ってくれる。
●衣類
 これも平日の毎日、市内の何ヶ所かの集積施設に持ち込めば引き取ってくれる。リサイクルされるらしい。私の様な昭和20年代生まれにとっては、まだ着られる物を棄てると言うことには、「勿体ない。罰当たりな」と言う罪悪感があるのだが、これがリサイクルして貰えるのだと思うと、罪悪感どころか社会奉仕が出来るんだと言う都合の良い思いになり、躊躇うことなく棄てられる。(笑) 皆がそう思うのか、世の中が豊になり棄てる事を厭わない時代になったのかは知らないが、集積施設に行くといつも廃棄衣類を詰めた袋が山積みになっている。
●パソコン、液晶モニタ、携帯電話、情報機器類
 これも平日の毎日、市内の何ヶ所かの集積施設に持ち込めば引き取ってくれる。パソコンについては、リサイクル法が適用されているので、通常はリサイクル料金を払わないと処分できないのだが、三島市では、リサイクルして貴重な部品を集める活動をしているらしく、従って、パソコンも液晶モニタも無料で引き取ってくれる。ただし、液晶でないモニタ(昔のブラウン管のディスプレイ)は対象外。
●危険物(乾電池、スプレー缶、電球など)
 各町内の所定の集積場所に出しておけば、月に1回、回収しに来てくれる。
●粗大ごみ
 粗大ごみは、平日の毎日、三島市加茂にあるゴミ処理センターに持ち込めば無料で引き取って貰える。ただし、タイヤは対象外。

 さて、我が家では数年に1回くらいは溜まった粗大ごみをゴミ処理センターに持っていくのだが、無料だった粗大ごみの引き取りが2016年度(4月1日)より有料になるらしい。1回当たり2,000円だそうである。まあ、無茶苦茶高いと言う訳でもないが、不要な物なのだから溜めずに無料のうちに廃棄した方が得だと思い、今月中に残らず処分することにした。我が家には、外に物置があるし、家の中にも屋根裏収納があるので、使いもせずに何年も仕舞ってある物(これを粗大ごみと言う)が結構ある。A型の私としては、今回は、これらを漏れなく廃棄する事に決めた。そして、先週の木曜日に棄てに行く事にして処分する物の最終チェックをしたのだが、その中に夫婦の一存では決め難い物が幾つかあった。それは、長男が中・高のバスケ部時代に使っていたバッシュ(バスケットシューズ)、長女が昔使っていたスニーカー、ヒールの高い靴、それと、長男が学生時代だったか社会人になってからだったか忘れたが、先輩から譲り受けたサーフボードである。取りあえず本人の意向を確かめるべく、LINEで聞いてみたところ、二人とも「廃棄OK」の返事が来た。さらに、長男からキャリーケースも預かっていたのを思い出しLINEしたところ、これも「廃棄OK」の返事。これで、廃棄する物が確定できた。
 午後にゴミ処理センターに持って行くことにし、自宅で昼食を取っていたのだが、何気にスマフォのLINEの返事を眺めていたところ、1点気付いた事があった。それは長男からの2回の返事。最初の廃棄OKの返事には末尾に「」が付いているのに、2回目の廃棄OKの返事の末尾に付いているのが水の雫の様なデコメ文字(以下)なのである。

 ピンッと来た。これは涙目を表しているに違いないと。つまり、本当は棄てずに取っておいて欲しいと言うサインだと思った訳である。早速、長男にはLINEで「涙が見えたので、棄てずに取っておく」と返信しておいた。(笑)
 さて、食後にゴミ処理センターに行ったのだが、午後の受付開始が13:00からだと言うのに、12:40の時点で既に10台以上の車列が出来ていた。普段もそうなのか、私らの様に、無料引き取り期間内の駆け込み廃棄なのかは分からないが、まあ、受付開始までの20分と開始されてからの待ち時間を合わせて40〜50分は待たされそうである。
 ようやく順番が回って来て、まずは燃える粗大ごみ、木製の家具類、燃えない粗大ごみに分けて3箇所の受付口を車で回る。最後に回ったのが燃えない粗大ごみの受付口だったが、ここで予想外の事が起こった。何と、サーフボードは引き取れないと言われたのである。グラスファイバー素材は焼却処理に高温の焼却炉が必要なのだそうだが、施設を作るのには三島市の1年分の予算が吹っ飛ぶくらいの費用が掛かるらしく、受け付けていないのだそうである。代わりに市内の産廃業者に持って行く様に言われて場所を教えて貰ったが、当然ながら有料、それも5千円くらいはしそうな料金だった。結局、処分は止めて自宅に持ち帰って来たのだが、ネットで調べたところ、やはり、市町村に依って受け入れ可能な市町村、受け入れ不可の市町村があるとの事。ほかの処分方法としては、サーフボードの店に持ち込むとか、粗大ごみ回収業者に引き取って貰う方法があるそうである。
 と言う事で、屋根裏収納も物置もすっかり余裕スペースが出来たのだが、それが果たして何時まで保たれるかは全く予測が付かない。(笑)