バスツアーで「可睡ゆりの園」へ
2015年7月2日(木) 雨
更新:2024年3月26日(火)
今週の日曜日、1年半ぶりに読売旅行の日帰りバスツアーに参加した。
ちょうど2週間ほど前に、フェイスブック友達の「可睡(かすい)ゆりの園」(静岡県袋井市)の投稿記事を見て、一面に咲く百合の花が見事だったので、一度行ってみようと思ったところだったのだが、その数日後に、いつもの読売旅行からのダイレクトメールが届き、日帰りツアーとして、ココに行くプランが案内されていたので、即、申し込んだのである。
県内なので、我が家の車で行く案もあったのだが、「バスツアーなら、アルコールが飲める」という誘惑には勝てず、即決で申し込んだ次第である。(笑)
8時半に、三島駅前の集合場所を出発したバスは、沼津駅前、東名高速富士ICと経由して、各地区からの参加者を拾い、吉田ICまで進む。
今回のツアー企画は、読売旅行中部支社(静岡市)が企画したらしく、添乗員さんが参加者と一緒にバスに乗り込んで来たのは、吉田ICの集合場所であった。
それまでは、添乗員さんの代わりに、バス(富士急)の運転手さんが、乗り込んでくる参加者の確認作業を行うと言う珍しい光景であった。
吉田ICを出発したバスは、すぐに牧之原SAに到着。ここでトイレ休憩したあと、最初の訪問地であるエコパアリーナ(小笠山総合運動公園)へ。
この日、エコパで開催されている「全国メロンサミット in ふくろい」を見学するためである。
エコパに行くのは初めてであったが、山間部に出来た立派な施設であった。
それにしても、来訪者の数が予想以上に多く、「バスが駐車場に入るまでに、数十分の渋滞」と言う有様であった。
おまけに、会場に入ると、お目当ての「メロン食べ比べ」のイベントは、大盛況により、既に完売・終了しており、結局、何をしに来たのか分からない事態となってしまった。
まあ、我々夫婦は、メロンには余り期待してなかったので、どうと言うことは無かったのだが、この日のバスツアーでは、ここで1時間以上の時間を割り振っていたため、手持ち無沙汰となってしまい、早々とバスに戻って、冷房も切ってあるバスの中で、持参してきた葡萄ジュース(アルコール入り)を飲んで過ごした。
メロンサミットの次は、ランチである。
袋井市内のドライブインで、地元B級グルメを使ったランチを戴いたのだが、これが結構イケた。
昼食のあとは、袋井市内にある可睡斎(かすいさい)という曹洞宗のお寺訪問である。
12年に1度の、別伝三尺坊大権現御開帳が催されていて、これを見学して来た。
日本一大きな烏蒭沙摩明王(うすさまみょうおう)(健康を守るトイレの仏様)が、大東司(「とうす」とはトイレのこと)にお祀りされているとのことで、これも写真に納めてきた。
お寺の方の説明の中で、「三尺坊様が仏になられた」という説明があったのだが、仏になると言うことは悟りを開いて如来(にょらい)の地位を極めると言うことの筈なので、「何と言う如来様なのか」を尋ねてみた。
説明員のお坊さん曰く、「厳密な意味の仏様ではない」との事らしく、地位としては、菩薩(ぼさつ)様(如来の手前)なのだそうである。
ちなみに、権現(ごんげん)と言うのは、仏様が神として現れた仮の姿のことを言うそうであり、本地垂迹(ほんじすいじゃく)という、仏教が興隆した時代に発生した神仏習合(しんぶつしゅうごう)の思想の中に出て来るものだそうである。
この思想では、八百万(やおよろず)の神様は、実は、色んな仏様が、「化身(けしん)」として各地に現れたもの(権現)であると考えるらしい。
「本地垂迹」、「神仏習合」、かすかな記憶がある。高校の日本史の授業で出て来たような・・・。
この日の最後の訪問地は、可睡斎のすぐ近くにある、本日の本命の訪問地である「可睡ゆりの園(その)」である。
広い敷地の園内には、趣きのある池、広大な百合の園があり、なかなかのものであった。
ただ、さすがに6月末は、百合の時期としては終わりの方の様で、フェイスブックで見た写真よりは、花の数が疎らになっていた。
いつもの日帰りバスツアーとは異なり、この日は、比較的早い時間に三島に戻って来れたので、空には明るさが残っていた。