歌手・沢田知可子


歌手・沢田知可子
2012年8月26日(日) 晴れ
更新:2023年10月20日(金)
 
お盆を過ぎたと言うのに、連日、猛暑が続いている。地球温暖化が、やっぱり進んでいるのだろうか。
 
さて、今週は、9日間の夏休み明けと言う事で、鈍った身体に1週間の仕事は重かったが、何とか、勘を取り戻した様である。
 
火曜日の夜、定例の会社主催のオープンセミナーが、川崎市中原区のエポック中原で催された。
「オープン」の意味は、多分、
  ●従業員以外に、家族も一緒に参加できると言うこと
  ●内容が、会社の業務とは直接関係のない、誰が参加しても分かる一般の講演である
と言うことなのだろう。
 
このオープンセミナーは、会社主催とは言え、一人1,000円の参加料を取られる。
講師の方々は、事前には、この事を知らないので、だいたいの方が、講演の始めの挨拶で、
  「自費まで出して、私の講演を聴きに来ていると聞いて驚いてます。有り難うございました。」
と言われる。
7月のセミナーには、私も初めて、カミサンと一緒に参加した。
ジャーナリストの江川紹子さんの講演と言うことで、オウム事件の逮捕者が出た直後でもあり、期待しての参加であったのだが、講演は、取り留めのないお話で、正直、余り面白くなかった。
 
そして今回は、100回目の特別企画と言う事で、二部構成であったが、第一部は、いつもの著名人ではなく、初めて社内の人が講演し、第二部で歌手の沢田知可子さんが、ご夫婦で出演され、トーク&歌の披露をされた。
 
第一部の講演は、世界一のスーパーコンピュータ「京(けい)の開発話であり、テレビ放映内容を交えた講演、素人とは思えない上手なトークで、とても面白かった。
講演者(○○統括部長)は熊本県の出身であり、どうやら私の大学の後輩で、学部・学科まで同じだった。しかしながら、凡人の私などとは人間のスケールが違い、型破りなキャラクター、創造力の持ち主であった。
 
最近になって市場に出る様になった電子書籍であるが、この方は、1900年代に、既に試作品(ちょうど今のタブレット携帯の様なもの)を完成され、作家・小松左京さんが絶賛する記事が、雑誌か何かに掲載されたそうである。
しかしながら、「IT企業が手出しする分野ではない」と考える事業部トップの許可を貰うことが出来ず、結局、商品化には至らなかったらしい。
 
第一部の講演が余りにも面白くて、会場全体が、講演にグッと引き込まれていた状態だったので、第二部が「歌謡ショー」では、ギャップが有り過ぎて白けてしまい、歌手の方には、ちょっと気の毒かなあと思った。
と言うのも、私は、沢田知可子さんという歌手のことを殆ど知らず、「会いたい」と言う曲が、かなり昔に1曲だけヒットしたのは知っていたが、それ以降は、巷の話題に登ることも無かったので、彼女も、「後が続かず消えていった多くの歌手」と同じ様にイメージしていたためである。
 
そして、いよいよ第二部のトーク&歌謡ショーが始まった。
沢田さんは、まずトークから入り、「歌の内容」と「歌を聞く側の心の持ち様」について話をされた。
その中で、彼女は「時間旅行」と言うキーワードを多く使われていた。
「歌を聴きながら、それぞれが、歌のテーマに当てはまるそれぞれの過去の出来事を思い浮かべて、時間旅行してください」と言うのである。
 
そして歌が始まった。
私は、これまでの沢田さんに対するイメージを一新させられた。
歌唱力は勿論素晴らしいが、それだけではない。思いを込めて丁寧に歌われるし、私の好きなタイプの声質なのである。尾崎亜美さんの様な、ちょっとハスキーな声が、グッと来る。
また、どの歌も、メロディーが私好みでとても美しく、昨今のPOPSにありがちな軽薄なメロディーとは比較にならない、ちょっと表現が変だが「きちんとしたメロディー」なのである。
 
バックでピアノ伴奏するご主人が、さりげなくコーラスを付けるのが、うまくハモッてこれまた良い。
とにかく、幾ら説明しても、聴いてみないことには分からないと思うので、下に無料試聴のページへのリンクを付けてみた。
興味ある方は聴いてみると良い。
そして、気に入ったら、CDを購入するなり、音楽ダウンロードサイト(有料)からダウンロードするなりしたら良いと思う。
 
実は、私は、帰宅後に、即、インターネットから注文して沢田さんのCD「一期一会」を購入した。
 
セミナー当日、講演終了後の会場では、沢田さんご本人による直々のCD販売会がなされていたのだが、すぐに長蛇の列が出来てしまい、帰りの新幹線の時間が気になる私としては、直売でのゲットは諦めて、インターネットで購入することにして会場を後にした訳である。
 
私が買ったCDから、このページに曲をアップするのは簡単なのだが、多分、法律に触れると思うので、代わりに無料試聴へのリンクを付けている。
 
ちなみに、沢田さんのトーク&ショーが終わってみると、第一部の「スパコンの講演」での感動が、何処かに飛んでしまっていた。
それくらい、沢田さんの歌には感動させられた。
 
この週末は、自宅のPCでブログ作成などの作業をしながら、ずっと沢田さんのアルバムをリピートで流し続けている次第である。
 
【試聴サイト】
 
PREMIUM BEST 一期一会 沢田知可子
曲目
1)幸せになろう
2)一期一会
3)GIFT
4)会いたい
5)少年時代 (井上陽水さんの曲のカバー曲)
6)初恋 (村下孝蔵さんの曲のカバー曲)
7)BOY
8)KEN
9)瑠璃色の地球
10)月のふたり
11)Rosa Amarilla
12)恋の詩、うたって…。
13)Day by day
14)美しい国
15)見上げてごらん夜の星を (坂本九さんの曲のカバー曲)
16)ありがとう