夏帰省・往路は大渋滞


夏帰省・往路は大渋滞
2012年8月10日(金)~8月11日(土) 晴れ、時々、くもり、時々、雨
更新:2023年10月19日(木)
 
今年の夏休みは、旧盆が週の半ばにあるため、前後の週末の土日とくっつけて9連休。いつもの様に福岡に帰省する。
 
金曜の夜、21時には出発する予定であったが、会社の会議が長引き、三島の自宅に帰宅したのが21時前になってしまったので、1時間遅れの22時に自宅を出発。
今回は、4月に開通した新東名高速道路を使うことにし、新設の長泉沼津ICから新東名高速道に乗る。
 
車は多かったものの、スムーズに流れ、24時前には新設の浜松SAに到着し、ここで休憩。
 
1 新東名高速道・浜松SA。ピアノの鍵盤をイメージした建物
 
浜松SAは満車状態であり、駐車出来なかったので、給油だけして出発。運転はカミサンに替わる。
次の運転のために、私は後部座席で仮眠したのだが、どうやら、その後が大変だったらしい。と言うのは、新東名高速東名高速の合流点である三ヶ日JCTまでの連絡道が大渋滞だったらしく、抜けるのに数時間掛かったらしい。
 
【2023/10/19追記】
現在は、新東名高速が浜松の西に伸びて岡崎、名古屋と直結しているので、三ヶ日JCT方面に分岐して東名高速(旧東名高速)に合流する必要は無くなった。
三ヶ日JCT方向(旧東名高速方面)に分岐する車の量は、多分、激減していると思われる。
 
私が一旦、目を醒ました時は、東名阪自動車道御在所SA(三重県)付近であったが、亀山JCT手前の大渋滞に入り、ノロノロ運転であった。
土山SAで運転を交替することにし、私は再び仮眠。
 
【2023/10/19追記】
現在は、新名神高速が草津JCTまで直結しているので、四日市~亀山間がいつも渋滞していた東名阪自動車道を走らなくて良くなった。
 
土山SA(滋賀県)に到着した時には、既に朝の4時であった。4時と言えば、最近の我が家では朝食の時間である。
ここで朝食を取ることにし、軽食コーナーに行ったところ、オリンピック男子サッカーの3位決定戦・日本対韓国戦の真っ最中であった。
最初は0対0であったが、食事を取り始めた途端に、韓国のシュートが決まってしまった。
 
4時半に土山SAを出発したが、まずまずの流れで進んでいたものの、名神高速道との合流点である草津JCTで大渋滞。
ノロノロ運転で、何とか瀬田東JCTまで進み、京都中心部を迂回するために京滋(けいじ)バイパスに分岐すると、ようやく流れ出したのだが、今度はどしゃぶりの雨。
それでも、京滋バイパスの流れはスムーズであったのだが、名神高速道との合流点である大山崎JCT(京都府)の直前から流れがピタリと止まり、以降は宝塚IC(兵庫県)の先の宝塚東トンネルまで、殆ど動かない状態が続く。
「動かない」と言うのは、具体的に言うと5分止まっては数10メートル進み、また止まると言う状態が延々続く訳である。
 
2 延々と続く大渋滞。名神高速道
 
3 高速道のバス停付近に設置された仮設トイレの前には、車の列が。その他にも、路肩に車を止めて用を足す人も沢山見かけるほどの大渋滞
 
宝塚東トンネルを抜けて、車が流れ出したのは、お昼の12時頃。
何と、大山崎JCTから宝塚東トンネルまでの、僅か40km足らずの道のりを走り抜けるのに、7時間も掛かってしまった訳である。
 
ちなみに、ここ宝塚東トンネルは、毎日の様に定常的に渋滞が発生するポイントであり、ここを通過するドライバーの間では有名になっているが、車が合流してくる訳でも、勿論信号がある訳でもないので、単純に考えると、渋滞が発生する要素は何もない。
私も、以前から不思議に思っていたのだが、インターネットで調べたところ、とんでもないことが原因であることが分かった。
 
その原因とは、どうやらオービスであるらしい。
オービスと言うのは、スピード超過を抑えるために取り付けられている「スピード自動測定カメラ」のことである。「スピード測定しているゾ」と言って、ドライバーを脅すための装置である。
この装置は、秘密裏に行うと盗撮に当たるので、オービス設置の手前には、ちゃんと、スピード自動計測区間を示す予告パネルが設置されていて、ドライバーに減速を促しているのである。
そこで、オービスの手前では、120km前後の速度で走っていたドライバー達が、ブレーキを踏んで減速するので、渋滞(流れにおいて、疎密の波が発生した時の「密」の部分)が発生するのである。
これほど、定常的に発生する渋滞ポイントだと分かっているのだから、警察も、オービスを外す等の対策を打てば良いものを、放置したままと言うのだから、全くお粗末な話である。
 
以前、会社(沼津工場)主催の車通勤社員向け交通安全イベントにおいて、警察の人が来賓で来られて話(冗談っぽく話した本音の話)をした際に、印象に残っている話がある。
警察にとって理想の道路交通状態とは、
   〜我々ドライバー側が、普通に考えるなら、渋滞も事故もなくスムーズに流れている状態をイメージするのだが〜
「車が1台も走っていない状態」なのだそうである。
要するに、ユーザ(運転する国民側)のことなど全く考えてなくて、自分たち(取り締まる警察側)が一番手間が掛からないことが理想という発想なのである。
従って、渋滞が発生しようが しまいが、警察にとってはどうでも良く、スピードを出さない様にするのが重要と言うことなのだろう。
 
渋滞を抜けたので、昼食を取ろうと思い、西宮名塩SAに入ろうと思ったら、SAに入る道が大渋滞。
多分、渋滞覚悟で並んでいる車の殆どは、ガソリン残量が少ないため、給油せざるを得ないのだろう。
「休憩ポイント」と言う観点でも、この区間の高速道路の施設はお粗末である。
 
距離こそ大した距離ではないものの、この区間(大山崎JCT吹田JCT宝塚IC)にはPA/SAが全く無い。
大渋滞が頻繁に発生する区間なので、「走行距離」は短くても、「走行時間」は数時間に及ぶことが頻繁に起こるのである。
今回の様に、この区間の通過に7時間も掛かる事態となれば、当然、人間の生理現象に重大な問題を引き起こす。
今回は、高速道のあちこちで、路肩に車を止めて用を足す人の姿が目に入った。それでも、それが出来るのは男性だけであり、女性にとっては、大変な問題である。
 
【2023/10/19追記】
現在は、新名神高速の高槻JCT(大阪府)~神戸JCT(兵庫県)間が開通しているので、渋滞発生区間だった吹田を始めとする大阪府の中心部分、宝塚(兵庫県)を経由する必要が無くなり、格段にスピードアップした。
 
話を元に戻して、仕方がないので、昼食は次のSAである三木SA(兵庫県)まで進んでから取った。
 
食後は、また運転をカミサンと交替して私は昼寝モードに入ったが、赤穂近辺でも大渋滞があったらしく、16時前に目覚めた時には、まだ福山(広島県)であった。
小谷SA(広島県)で運転を代わったが、さらに各所で渋滞が続く。渋滞の原因は追突事故である。
ちなみに、今回は追突事故が多かった。10件近く発生していた様に思う。
 
4 山陽自動車道・小谷SAの風景
 
 
 
7 犬も疲れました。(ウチの犬ではありません)
 
8 ウチの車です。
 
宮島を過ぎ、山口県に入って少し進んだ下松SAで夕食を取る。時刻は19時半頃であった。
夕食後は、カミサンと運転を交替。
 
 
関門橋を渡り、九州に上陸した時は22時を回っていた。三島の自宅を出発してから、24時間越えである。
 
10 関門大橋(山陽自動車道〜九州自動車道)を通過したのは三島の自宅を出発してから24時間後
 
九州に入ってからも渋滞が何カ所かあり、更に走る。
ガソリン残量が少なくなったので古賀SAで給油。
最後は、私の運転である。
 
11 九州に入っても渋滞(カーナビの赤い箇所は渋滞)
 
太宰府IC九州自動車道を降りたのは、23時10分頃であり、23時半に福岡の実家に到着。
長い長い25時間半の往路であった。
何時もなら12時間前後なので、倍の時間が掛かった訳である。多分、往路では最長記録更新である。果たして復路はどうなる事やら・・・。