続・東京23区の旅(7) 〜大田区〜


続・東京23区の旅(7) 〜大田区〜
2012年5月19日(土) 晴れ
更新:2023年10月12日(木)
 
本日は、2月の中央区(日本橋七福神めぐり)を最後に、中断していた「続・東京23区の旅」を再開し、大田区を歩いた。
 
8:29発のこだまに飛び乗り、品川へ。本日のウォーキングは、JR蒲田駅からスタートする案と、京浜急行蒲田駅からスタートする案があったのだが、カミサンの意見を聞いて、歩く距離が少ない方の「京浜急行蒲田駅スタート」のコースに決定。
 
JR品川駅で改札を出て、京浜急行の乗り場へ向かっていたのだが、振り向くとカミサンの姿が無い。
改札口まで戻って見ると、改札の中でカミサンが待っていた。どちらのコースに進むべきか分かっていなかった様である。
 
京浜急行で蒲田まで行き、ウォーキングをスタート。
まずは呑川(のみかわ)沿いを歩き、途中から旧呑川緑地(遊歩道)を歩いて、昭和島に向かう。
 
1 呑川(のみかわ)
 
2 旧呑川緑地
 
旧呑川緑地は、文字通り、呑川が流れていたところを埋め立てて造ったものである。
呑川緑地を東に歩いて行くと、やがて海に出る。と言っても、目の前は昭和島なので、海と言うよりは川の様な風景である。
本土と昭和島を結ぶ100mほどの歩行者用の橋・大森東避難橋を渡り、昭和島に上陸。
昭和島は、埋め立てて出来た人工島であり、東京都水道局の水再生センターや、東京モノレールの車両基地、工業団地などがある。
多分、この島は昼間だけ活動する島で、夜になると、人っ子一人いなくなるのだろうと思う。
 
3 旧呑川緑地の先にある海。対岸は昭和島
 
 
5 昭和島南緑道公園
 
6 昭和島の東京モノレール車両基地
 
昭和島から京和(きょうわ)橋を渡って、本日2番目の島・京浜島へ。
こちらの島も、人工島である。
 
京浜島に足を踏み入れるのは、首都高湾岸線で通過するのを除き、私にとっては3度目になる。
最初は、福岡に日帰りしなければならない事があり、始発の飛行機に乗るために、三島から空港まで車で来た事があったのだが、その際に、京浜島にある民間のパーキングを利用したのである。
パーキングから空港までは、送迎してくれるので何の問題もない。
2回目に訪れたのは、今回と同じコースで、6年前にウォーキングした時である。
 
京浜島の羽田空港に面した側には、京浜島つばさ公園がある。
最初に来た時には、公園の名前の由来に全然気付かなかったのだが、2回目に来た時に、目の前を離着陸する飛行機の翼を見ていて「名前の由来」に気付いたことが思い出される。
 
7 本土と京浜島を結ぶ京和橋
 
8 京浜島ふ頭公園
 
9 京浜島の工場街
 
10 対岸にある羽田空港
 
11 京浜島つばさ公園
 
12 国際線ターミナルに到着したANA機
 
13 着陸する大韓航空機。後ろには既に次の着陸機が迫っている。
 
14 着陸する大韓航空機
  
つばさ公園をあとに、次の目的地・城南島を目指す。
城南島は、京浜島のお隣なのだが、橋が架かっている訳ではないため、一旦、本土に戻ってから城南島に渡る必要がある。
車ならアッと言う間に移動できる距離も、歩くとなると、結構な時間と体力を要する。
しかも、通常の道なら、周りの景色を楽しみながら歩けるのだが、埋め立て地と言うのは殺風景で、尚かつ、長い直線の道が多いので、気が紛れず、疲れが倍加するものである。
 
京浜島から本土へは、国道357号の京浜大橋が架かっているので、そこを渡れば良いと思っていたのだが、橋に歩道が付いているかどうかは確認してなかったので一抹の不安があった。
最悪、京浜大橋を歩いて渡れない場合は、来た道(京和橋)を戻って大回りして行くしかないという覚悟はしていたのだが、現地に行ってみると幸い歩道が付いていたので、予定どおりのコースで本土に戻ることが出来た。
大田市場の前の道を直進し、城南大橋を渡れば城南島であるが、島には食事処など全くない。6年前に訪れた際には弁当が販売されていたのだが、今でも同じ様に販売されているとは限らないので、念のために、本土にあるコンビニで弁当を調達して行くことにした。
 
【2023/10/12追記】
当時の城南島は、城南大橋で本土と繋がってはいるものの、本土との間は海で隔たりがあったのだが、今、新しい地図を見たところ、本土と城南島の間の海が埋め立てられており、城南島と本土は地続きになっている様である。
「城南島」という名前は残っているが、今や、「島」ではなく、単なる地名として残っている様である。
 
城南大橋を渡り、目的地の城南島海浜公園に到着すると、前回訪れた時とは比べものにならない人出であり、芝生内のあちこちで、沢山の人達がバーベキューを楽しんでいた。
早速、砂浜に降りて、羽田空港に着陸する飛行機を見ながら弁当を食べる。
それにしても、城南島から見える飛行機の大きさは、京浜島からのそれとは比較にならないほど大きく、ジェット機の腹や車輪まではっきりと見える。
着陸する飛行機の数も非常に多く、1機が着陸したかと思うと、次の飛行機が着陸コースに入ってきていると行った過密状態である。
まあ、見物している方からすると、堪えられない楽しさであり、子供連れで遊びに来るには絶好のスポットである。

15 京浜大橋(国道357号)からの眺望
 
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17 城南島海浜公園
 
18 出航する客船
 
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23 城南島から見えるレインボーブリッジ
 
24 城南島ふ頭公園
 
25 城南野鳥橋から見える東京港野鳥公園の鳥たち
 
 
さて、本日の予定では、このあと大森に出て、大森貝塚(品川区)、池上本門寺、多摩川、多摩川台公園と歩き、田園調布駅前がゴールという考えであったのだが、既に2万歩以上歩いているし、弁当と一緒にビールを飲んだこともあって、歩くのが億劫になり、結局、東京港野鳥公園をゴールにすることに変更した。
そのあとに、ちょっと渋谷に寄りたい場所もあったので。
 
城南島海浜公園をあとに、城南野鳥橋を渡って本土に戻り、東京港野鳥公園の前まで来た。
しかしながら、城南野鳥橋からも野鳥の姿を見ることが出来たし、「公園内に入って、また歩き回るのも疲れそう」という思いが強くなっていたので、野鳥公園には入園せずに、そのまま大田区の旅を終えることにした。
東京モノレールの流通センター駅まで歩き、モノレールで浜松町に出てから、山手線に乗り換えて渋谷へ。
 
渋谷の寄りたかった場所と言うのは、最近オープンしたばかりで、人気になっている「ヒカリエ」である。
何でも、入っているお店は、殆どが女性向けだそうであり、店内に入ってみると、多くの女性客でごった返していた。
1時間ほどヒカリエ内を散策したあと、さすがに疲れて歩くのも嫌になったので、帰途に付く。
 
渋谷から新宿経由で東京駅に進み、新幹線で三島に帰還。久しぶりの長距離ウォーキングで、本当に疲れてしまった。足の裏にも久々にマメを作ってしまった。
 
「続・東京23区の旅」を始めてから14ヶ月が経過したが、本日で、まだ7区を回ったところである。残り16区を完歩するのは、何時になることやら。
 
26 最近オープンした渋谷のヒカリエ