軽井沢旅行2008


軽井沢旅行2008
2008年8月3日(日)~8月5日(火)
 
今年は、仕事の都合で旧盆の辺りは休暇が取れないため、8月初めに夏休みを取ることにしたのだが、受験生の息子が、ちょうど8/1~8/5の期間で勉強合宿をするため、それに合わせて8/3~8/5に夫婦で軽井沢旅行をすることにした。
 
前日から東京の娘の所に行っていたカミサンと、東京駅の長野新幹線ホームで待ち合わせたのだが、日曜朝の東京駅は茹だる様な暑さであった。
早速、缶ビールを買い込んで、長野新幹線「あさま567号」に乗込む。東京から軽井沢へは僅か1時間の近さである。
 
11時過ぎに軽井沢駅に降り立つと、避暑地である筈の軽井沢も、30度を超すかという猛暑であった。
南口のコインロッカーにキャリーケースを入れ、まずは、軽井沢アウトレットのエリアへ。
 
イーストエリアを一通り回ってみたが、いつも行く御殿場のアウトレットに比べるとずっと小規模で、あまり目新しいものが無い。
「アウトレットはもういいか」と言うことで夫婦の意見が一致。13時を回っていたのでランチを食べることにしたが、南口エリアにはこれと言ったレストランが無く、迷った末に北口側エリアに足を延ばすことにした。
 
今や軽井沢名物の一つになってるフランス料理。今回の旅ではランチタイムが2回あるが、そのうちの一回はフランス料理にしたい思っていたので、敢えて北口エリアに移動したのである。
実は、フランス料理の店は南軽井沢にある「エルミタージュ・ドゥ・タムラ」と言う店が第一候補だったのだが、ここは軽井沢でも一番人気の店で、予約を取るのが難しいという評判の完全予約制の店であり、8月の日曜とあっては今からの予約はまず無理だろうと諦め、月・火も営業していて予約無しでもOKの「プリマヴェーラ」と言う店に行くことにしていたのである。
 
軽井沢駅北口から旧軽井沢方面に向かって歩くこと10分、東雲という交差点に到達。ここから左側に、木々で囲まれた日陰の静かな雰囲気のある通りが延びている。
その通りを少し進んだ右手に、目指す「プリマヴェーラ」があった。店の外にもテーブルが置いてあり、料理を楽しむ夫婦の姿が見える。感じの良い店である。
予約してないことを告げると、1分ほど待たされたあと、奥の離れの建物の中に案内された。テーブルが5〜6席ほどのこじんまりした部屋である。
 
テーブルに付くと、店のメンバが山で摘んで来て漬けたという木の実をスパークリングワインで割った食前酒を薦められたので飲む。なかなかの美味であった。
料理は、ガイドブックに紹介されていた4,500円のランチコースで良いかとも思っていたのだが、フランス料理を食べる機会はそうそう無いと思い直し、ちょっと張り込んで1万円のコースを選択。
 
食前酒のスパークリングワインを飲んでいる間に窓際のテーブル席が空いた様で、時間を掛けて料理を楽しんで欲しいという店側の配慮で、「あちらの席に移動しませんか?」と薦められたので席を移った。
窓の外には小川が流れており、涼しい風が入って来て、冷房を入れていない部屋なのに暑さを感じさせない落ち着ける席であった。
 
やがて、雲丹(うに)を使った前菜に始まり、生ハムと季節の野菜、エビをキャベツで包んだこの店の看板料理、魚の包み焼きとズッキーニの花にすり身の帆立を詰めた料理、和牛のステーキ、デザートと続き、どれも美味しく、赤ワインをついつい飲み過ぎて2本空けてしまった。
  ・・・ウソウソ。最近は、夫婦で外食する時はだいたい2本空けてしまいます(笑)。
 
食事を楽しんだあと軽井沢駅まで戻り、ロッカーの荷物を取り出してタクシーで中軽井沢の宿に向かう。宿は、7月18日にリニューアルされたばかりの会社の保養所である。
早速お風呂に入り、汗とアルコールを洗い流す。夕食は6時からであったが、ランチを食べ終わったのが3時間前とあって全然箸が進まず、保養所の人に悪いことをしてしまった。
 
1 軽井沢にある会社の保養所
 
 
翌朝、いつものリズムで5時に起き、朝風呂のあと、夫婦で近くを散策。周りは別荘地帯であり、木が多く空気がおいしい。
 
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4 軽井沢別荘地の朝(2008.08.04撮影)
 
 
 
 
 
 
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11 会社の保養所(裏の林より)
 
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13 保養所の庭(2008.08.04撮影)
 
14 庭のキノコたち(2008.08.04撮影)
 
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30分ほど散歩したあと、保養所に戻り朝食。
 
本日は、旧軽井沢の街を散策する予定であるが、取りあえず田崎美術館まで出れば循環バスがあるだろうと思い、美術館を目指すことに。
保養所の支配人に歩いていける距離か聞いたところ、30分と言うので歩いて行くことにして宿を出発。ところが、10分ほど坂道を下ると、ふくらはぎが痛くなってきた。サンダル履きで固いアスファルトの坂道を歩いたために、普段は使わない余計なところの筋肉を使ってしまったのだろう。
下り坂を降り切り、バス通りに出たところにバス停を発見。時刻表を見ると15分後には軽井沢駅行きのバスが来る様なので、予定変更してバスを使うことにした。幸運にも旧軽井沢経由であったため、目的地までバスで直行。
 
10時に旧軽井沢に到着。既に旧軽井沢のメインストリートは人で一杯であった。早速、評判のモカソフトを買って食べながら通りの両側に並ぶ店を物色。
まずは、緩やかな上り坂の上まで一通り歩いてめぼしい店を見つけ、戻り道で店に立ち寄ることにした。旧軽には、東京では見られない珍しい品物が結構店先に出ており、なかなか面白い。夫婦で、それぞれ気になる店に立ち寄る。私の興味は革製品の店の小銭入れ、カミサンの興味は衣類とレース編みの店、そして二人の興味が一致するのが、工芸品、骨董品の店である。
 
ランチはドイツ料理の店「キッツビュール」。ソーセージを肴にドイツビールを飲む。
この店は、ペット同伴OKなのだが、最近の犬たちはとてもお行儀が良く、他のテーブルに同類がいても吠える犬などおらず、ご主人様の足下で静かに座っているのには感心した。
 
色々と買い物をしたあと、朝調べてあった時刻のバスで帰途に付く。
ところが、バスは、来た時の道は通らず曲がるべき道を通り過ぎてしまった。慌てて運転士さんに聞いたところ、宿の方には行かないとのこと。仕方がないので下車したところが、千ケ滝温泉。宿の方に行くバスは10分ほど待てば来ることは分かったが、時間を過ぎても来ず、そのうちに空が暗くなって雷鳴が轟き始めたためタクシーで帰ることにし、電話ボックスの電話帳で調べてタクシーを呼ぶ。
 
保養所に着くと同時に雨粒が落ちて来て、部屋に入った時には外は滝の様な大雨となった。本当に危機一髪であった。
ちなみに、東京では落雷で西武線が止まり、山梨では大規模な停電が発生したとのこと。
 
最終日の8/5は、昼過ぎまでに自宅に戻り、合宿から帰ってくる息子を迎えなければならなかったので、朝食のあと9時に保養所を出発。
 
長野新幹線、東海道新幹線と乗り継いで、12時半には暑い三島に戻ってきた。
 
25 軽井沢駅のパネル(2008.08.05撮影)
 
それにしても、軽井沢は近いということを実感した旅であった。
これで今年の夏休みは終わり。正月休みまでまた頑張らねば。