東京23区の旅 (3) 練馬区
2005年12月10日(土) 晴れ
10:07、西武新宿線・武蔵関駅を出発。
練馬区は広い。今日は、三島を出たのが8時を過ぎてしまったし、23区の最西端の町までの移動に時間が掛かったので、スピードを上げないと予定の訪問地を歩ききれないかもしれない。
◆武蔵関(むさしせき)公園 10:22
武蔵関駅からしばらく西に進んだところに、武蔵関公園がある。
12月も中旬に差しかかったが、紅葉がまだ残っており、真っ青な青空に映える。池の周りでは釣り人が糸を垂らしており、また、犬を連れて散歩する人も多い。公園の西側は、西東京市である。
◆石神井(しゃくじい)公園 11:20
広大な敷地の公園である。三宝寺池という大きな池の周りには、木道が整備されている。
対岸に聳える紅葉の高木が水面に映り、素晴らしい眺めである。この一帯には、昔、石神井城があったとか。
それにしても、石神井の森には、烏(カラス)が多い。
◆大泉(おおいずみ)中央公園 12:37
石神井公園から道をひたすら北上。関越自動車道を越えて大泉学園町へ。
「東京23区の旅」を始めて以来、歩いている時にいつも思うのは、多分、もう一生、この場所(道)に足を踏み入れることは無いだろうなあということ。
それだけに、目に入る景色も、すれ違う人々も、私にとっては出会う縁があったと言うことだろう。
1時間ほど歩いて、ようやく大泉中央公園に到達。公園のすぐ向こうは埼玉県である。
公園前のレストランで昼食をとる。
◆光が丘公園 13:55
大泉中央公園から東へと進み、次の目的地・光が丘公園を目指す。最短距離を取るために、一旦、埼玉県和光市に足を踏み入れる。
光が丘公園に着いた。石神井公園も広かったが、ここは、その比ではない。練馬には大きな公園が多い。
公園内には先が見えない程の芝生の広場が広がっている。サッカーを楽しむ学生達。銀杏の落ち葉を舞い上がらせて遊ぶ子供達。キャッチボールを楽しむ親子。犬と戯れる家族。何とも平和を感じる光景である。
そう言えば、うちも息子とキャッチボールをした頃があったが、もう随分昔になるかなあ。公園の北側には光が丘団地の高層住宅街が建ち並んでいる。
◆田柄川緑道(たがらがわりょくどう) 14:50
光が丘公園から次の目的地・城北中央公園までの道を地図で調べていたら、地図上に緑色の細い帯を発見。「田柄川緑道」と書いてある。何と、全くの偶然だが、田柄川緑道は、光が丘公園から城北公園まで続いている。ここは歩かない手は無いと思い、さっそく道の入口を探しながら進む。
緑道の始点は、田柄高校前の交差点からと思われ、早速、その道を歩き始めた。
田柄川緑道は、その名のとおり、昔は川であったらしい。緑道の途中には幾つも「○○橋跡」という記念碑がある。
緑道は、近くの子供達の遊び場や犬の散歩コースになっている。しかし、全長5㎞ほどあるこの道を、私の様に端から端まで歩く人は少ないだろ。ウォーキングの好きな方にはお薦めのコースである。
◆城北中央公園 15:43
田柄川緑道を歩いて来たら、目的の城北中央公園に入っていた。緑道巡りと言うのも、ウォーキングには持ってこいかもしれない。
夕日が随分傾いてきた。城北中央公園は、練馬区と板橋区にまたがる公園である。今日は練馬区の西の端から東の端まで歩いたことになる。公園内の銀杏並木が美しい。
本日の訪問地は、あとは、武蔵野音大と日大藝術学部を残すだけである。何とか明るいうちに回れそうである。
◆武蔵野音楽大学 16:15
環7通りを少し入った住宅街にある武蔵野音楽大学。中からは楽器の音が聞こえてくる。正門前には親子連れの女学生の姿。受験前の講習にでも来ているのだろうか。
◆日本大学藝術学部 16:22
武蔵野音大とは1㎞と離れていないところ、西武池袋線江古田駅の北口近くに日大藝術学部がある。
卒業生には芸能人も多く、真田広之さんや、水戸黄門の何代目かを演じた佐野浅夫さんも日藝の出身である。・・・・・と言うか、実は、カミサンの母校でもある。朝、出かける時に、懐かしいから写真撮ってきてと頼まれている。明るいうちに到着して写真を撮らねばというのが、実は先を焦っていた一番の理由だったりする訳である(笑)。
江古田の駅を出る時には、どっぷり日が暮れていた。今日は久しぶりに距離を歩き、さすがに疲れた。東京駅までの道のりが結構しんどそうである。