入社後の初の休日は・・・


入社後の初の休日は・・・
時期:1977年4月2日(土)~4月3日(日)
作成:2022年7月13日(水)
 
入社後の最初の休日。
この日は、高校時代の同級生でJALのスチュワーデス(現在の呼び方では、キャビンアテンダント)をしている上薗弘子さんが、東急東横線の学芸大学前に住んでいたので遊びに行った。
彼女は社会人としては先輩であり、福岡に帰省された時には、まだ学生だった私にお酒を奢ってくれたりしてお世話になっていた人である。
 
お宅に行ってみると、私の中学時代の同級生である渡辺郁子さんも千葉から遊びに来られていた。渡辺さんは、中3の時に同じクラスだった人である。
実は、私は(小学生の頃まではそんな事は無かったのだが)、中学生になった頃から、色気づいたのか異性を意識し過ぎる余り女生徒とフランクに会話が出来なくなってしまっていた。
そして、3年に進級した時に、座席が近かった渡辺さんがフランクに話し掛けてくれたので、会話が増えて来て、そのうちに他の女生徒とも普通に話が出来る様になったのである。
 
上薗さん宅で積もる話をしているうちに、同じマンションの住人で上薗さんと同じくJALに勤めていた男性二人が遊びに来て、麻雀をしようと言う事になった。
 
麻雀に熱中しているうちに、夜も更けて来て寮の門限に間に合うかどうか微妙な時刻になってしまった。寮の門限は非常に厳しいと聞いていたので、今夜はここで麻雀を続けることにし、寮には、高校同級生の上薗弘子さん宅に外泊する旨の電話を入れた。
純真な私としては特に気にもしなかったのだが、一緒に麻雀をしていたJALの男性が、「入社早々、女性の家に外泊して度胸があるナァ」と驚いていた。考えてみたら、そうなのかもしれない。
 
結局、朝方まで麻雀が続いた。これが就職後の初休日である。