【記事】自転車の「危険行為」罰則強化、改正法施行から半年後の課題とは 2016/01/25

【記事】自転車の「危険行為」罰則強化、改正法施行から半年後の課題とは 2016/01/25
 自転車が車(車両)であることの認識が薄いことが、危険運転の一番の原因であることは間違いないが、その根本原因を考えて戴きたい。それは、自転車通行可の歩道を作ったことだと私は思う。こんな危険なルールを作ってしまったから、自転車は歩行者と同類だと勘違いする人が増えている(と言うか、殆どの人が勘違いしている)ことの原因である。そもそも、自転車通行可の歩道があること(つまり、一般の歩道と自転車通行可の歩道という区別があること)を認識している人が殆どいない事が問題なのである。だから、殆どの人は「自転車は歩道を通行して良い」と勘違いしている。その延長で、自転車は歩行者と同類、同じ権利で歩道を通行出来ると勘違いしているのである。自転車が通行出来る歩道は、自転車通行可の標識が立っている歩道のみ(一般には道幅5m程度以上ある広い歩道)であり、かつ、その場合でも、歩行者最優先、徐行(いつでも止まれる速度での通行と言う意味)、歩行者の通行の妨げになる場合は停止しなければならない と言う道路交通法規定があるのである。歩道において後ろから近づいてきた自転車がベルを鳴らして歩行者に注意を促したり、道を開ける様に促す行為は言語同断なのである。まあ、そんな事を言っても理解する自転車運転者など殆ど期待できないのだから、歩道は全面的に自転車通行不可とすべきなのである。5mの歩道を確保出来るスペースがあるのなら、自転車通行可の歩道にするのではなく、歩道の横(車道寄り)に自転車専用レーンを作れば良いのである。ウォーキングをする私にとっては、歩道を通行する自転車ほど危険を感じる迷惑なものはない。