カナディアン・ロッキー旅行2013 (3) 〜往路:日本<strong>⇒</strong>バンフ・ホテル〜


カナディアン・ロッキー旅行2013 (3) 〜往路:日本バンフ・ホテル〜
2013年10月2日(水)〜10月8日(火)
更新:2023年12月21日(木)
 
今年2度目の海外旅行は、子供達が私の退職祝いにプレゼントしてくれた7日間のカナダ夫婦旅行である。
アルバータ州のバンフにあるホテル、「フェアモント・バンフスプリングスホテル」に5泊し、色々なオプショナルツアーに参加して名所を周り、かつ、お天気にも恵まれて、カナディアン・ロッキーを満喫することが出来た。
 
■10月2日(水) 晴れ
 
【1】自宅〜成田空港
 
10:20にタクシーで三島の自宅を出発し、10:50の新幹線こだま号で品川へ。品川からは、成田エクスプレスを利用して成田空港に向かう。
 
今回は、エア・カナダのカルガリー直行便を使うので、成田のターミナルは第一ターミナルである。
新婚旅行以来、実に26年振り、2回目の第一ターミナルであるが、昔の記憶は全く残っていなかったので、初めての様なものである。
最初に来た時のイメージでは、もっと広い空港のイメージを持ったのだが、意外とこじんまりとしたターミナルであった。
 
1 東海道新幹線・三島駅ホーム
 
2 成田エクスプレス車内
 
空港には13時に到着し、早速、お蕎麦とビールで旅立ちの乾杯。
海外では、携帯電話を使う予定はしていないので、ここでfacebookに投稿したのを最後に、携帯の電源を切る。これで、1週間はネット社会からの隔絶である。
 
ターミナル内を暫く散策したあと、本館5階にあるエグゼクティブラウンジで一服。「クレジットカードのゴールドカード会員は、このラウンジを使える」と入会時に読んだことはあったのだが、利用する意識が全く無かったので、完全に記憶に残っておらず、これまで一度も利用した事が無かった。
しかしながら、先日、兄夫婦とシンガポール旅行をした時に、兄に随行してラウンジを使い、味を占めたので今回使ってみたのである。
何しろ、ゆったりと座れるし、無料の飲み物サービスまで付くしで、利用しない手は無い。
 
ゴールドカードは、会社勤め時代に、10年以上前から、会社が「JRカード」付きのゴールドカード(年会費は免除)を作ってくれていたが、退職後も継続利用させて貰えるので、帰省時など、これから飛行機を使う時には、ラウンジを有効に使おうと思っている。
 
3 成田空港に到着
 
4 成田空港のお蕎麦屋で、旅立ちの乾杯
 
5 エグゼクティブラウンジで一服
 
集合時間の15:00に、南ウイングの4階にあるJTBの受付カウンターに行くと、eチケット控えを手渡された。あとは、自分で手続きしろと言うことである。
 
国内線とは違い、国際線の搭乗開始時刻は、出発の40分前からである。
まあ、搭乗開始の16:20までには、まだ80分あるので、余裕タップリだと思っていたのだが、これが甘かった。
エア・カナダのチェックインカウンターに行ってみたところ、何故か、カウンターの前には長蛇の列が出来ていた。それも、9割方は、私以上に年配の方々であった。
 
チェックインは、「受託手荷物」の預け入れと「搭乗券」の発券である。
結局、チェックインに時間が掛かってしまい、全く時間の余裕が無くなってしまった。
 
次の手続きは、手荷物検査である。
時計、財布、携帯電話、カメラなど、金属類は全部トレーに出してからゲートを潜ったのに、何と、NGランプが点灯。
靴を脱がされ、ズボンのベルトまで外させられて、再度ゲートを潜り、漸くセーフであった。
 
税関出国審査を抜けると、余り時間が無く、機内での飲み水を買おうと思ったら、売店の前に、これまた長蛇の列。
搭乗口に着いたら、すぐに搭乗が始まった。
 
6 エア・カナダのチェックインカウンターは長蛇の列
 
7 手荷物検査で引っ掛かり、脱いだ靴を履き直す。
 
 
【2】成田空港〜カルガリー空港
 
飛行機は、横幅が7席(窓側各2席、中央3席)の中程度の大きさであり、長さも50列程度であった。
 
飛行機に搭乗してみると、やはり、乗客の殆どは日本人の年配のご夫婦である。
まあ、海外旅行などするのは、リタイヤして自由な時間と、ある程度の蓄えがある年代になると言うことか。
 
皆さん旅慣れている様で、座席に着くとスリッパに履き替えたり、前の席に吊す形の足掛けを出したりして寛いでいた。
我々夫婦も、シンガポール航空に乗った時に貰った携帯スリッパを取り出し、靴と履き替える。
何しろ私の靴は、6年前の冬の北海道旅行の際に買った、雪道用のブーツなので、ごつくて、容易には脱げない代物なのである。
 
定刻の17:00、成田空港を飛び立ったエア・カナダ 010便は、夕闇の中を上昇し、進路を北の方向に取っている様である。
 
やがて安定飛行に入り、シートベルト着用のサインが消えると、機内では、飲み物が配られ始めた。
エコノミークラスだったので、飲料は有料だろうと思っていたら、お茶、ジュース、コーヒーだけでなく、ビールやワインまで無料サービスで配られており、中には、ビールのお代わりまで貰っている乗客もいた。
 
そして夕食の機内食。ビーフとチキンを選択できる様になっていたが、いずれも内容は まあ大したものではない。
 
成田〜カルガリー間の飛行時間は、約10時間であるが、その間に機内食は2食出る。
 
夕食のあとは、機内は消灯となり睡眠モードに入るのだが、トイレの数が少ないのか、年配者が多いからなのかどうかは知らないが、とにかく、通路を入れ替わり立ち替わり歩く人が耐えなくて、トイレのビジー率はかなり高くなっていた。
 
9 機内食の夕食
 
10 飲み物は、ワインとビール(ハイネケン)を注文
 
11
 
到着の2時間前になると、機内の灯りが点灯され、朝食タイムである。
 
12 機内食の朝食
 
13 シンガポール旅行の苦い経験(パスポートと別にしていた出国カードをホテルに忘れたトラブル)から、今回は、カードを挟める洒落たパスポートケースを購入
 
窓のブラインドを開けると、もう明るくなっており、そのうちに眼下に雪山が見えてきた。カナディアンロッキーである。
 
14 カナディアン・ロッキー
 
延々と続くロッキー山脈の景色が、やがて平原に変わるとカルガリーはもうすぐ。
 
そろそろ、スリッパから靴に履き替える必要があるのだが、気圧の関係からか、足がむくんでしまった様であり、なかなかブーツに足が収まらない。
苦労して靴に履き替えた頃には、飛行機はもう、カルガリーの街の上空に到達していた。
 
15 ロッキー山脈を抜けて平原へ
 
16 カルガリーの住宅街
 
17 カルガリー空港に到着
  
飛行機はカルガリー空港に着陸。到着口から空港内に入って、入国の手続きである。
 
機内で配られて記入したEDカード(税関申告書)を入国審査官に渡したところ、何か言われて突き返されてしまった。
英語が殆ど分からず、悩んでしまったが、どうやら「EDカードについているキリトリ線から切り離せ」と言ってるらしい。
切り離して渡すと、一方を受け取って、もう一方を返してくれた。
 
受託手荷物を受け取り、EDカードの切り離したもう一方を税関に渡して到着ロビーに出ると、JTBの現地メンバ(峯さんと言う女性)が待っていた。
 
【3】カルガリー空港〜ホテル
 
カルガリー空港からバンフまでの移動は、バスだと聞いていたが、どうやら、客は我々夫婦だけだった様であり、普通の車での移動であった。
 
カルガリーからバンフまでの距離は150㎞。2時間弱の道のりである。
 
ただ移動するだけだと思っていたら、何と、峯さんが、車を運転しながら、バンフまでの道中ずっと、観光ガイドをしてくれた。
 
それにしても、山の名前や名前の由来、標高、先住民族の話など、現地の細かい情報をガイドしてくれ、その情報の細やかさには驚いた。
よくも、あれだけの情報が頭に入っているものだと、感心するばかりである。
 
ガイドによると、カルガリーの家には、殆どの家に地下室があるそうである。
その理由は、地下室が必要だから造ったと言う訳では無く、家を建てる時には、気候の関係で、固い地盤を確保するために、何メートルか地下に掘り下げなければならない建築条件があるらしく、どうせ掘り下げるなら、地下室にしようと言うことで、造っているそうなのである。
 
18 車でカルガリーからバンフに移動
 
19 カルガリーの殆どの住宅には地下室がある
 
20 カナダのマクドナルドのマークの中央には、メープルの葉が付いている。デニーズにも。
 
21 大きな樅(もみ)の木
 
22 カルガリーの黄葉(ポプラ)
 
23 カルガリーオリンピックのジャンプ台。住宅街に向かってジャンプするジャンプ台だったために、プレッシャーが掛かり記録が出なかったとか。
 
車は、カルガリーの市街地から国道1号線のハイウェイに乗り、いよいよ大草原、カナディアン・ロッキーへと進んで行く。
ちなみに、この国道1号線の長さは、7,800㎞であり、世界第2位だとか。7,800㎞と言えば、成田〜バンクーバー間の飛行距離に匹敵するらしい。
 
24 カルガリーからバンフに向かう国道1号線。背後にはロッキー山脈が連なっている
 
国道1号線をバンフに向かって進むうちに、先住民族の居住区に入る。
国道1号線沿いには、大きな看板を立てることが禁止されているらしいが、この先住民族居住区には、その規制が及ばないらしく、この区域に入ると大きな看板が目に入る様になる。
 
先住民族については、米国カナダでは事情が違うらしい。
米国には、欧州から渡って来た西洋人が、先住民族から土地を奪った歴史があるが、カナダでは、後から入って来た西洋人と先住民族との間で、話し合いにより、土地を提供して貰ったと言う歴史があるそうである。
 
今でも、先住民族居住区と言うのがあって、その地域に住む事を選択した先住民族には、ガス、水道、電気などのインフラは、無料で提供されると共に、一人当たり毎月約300ドルの補助金が国から出るそうである。
さらに、アルバータ州は石油の産地でもあるが、その権利の一部も、先住民族に与えられており、石油採掘量に応じた権利金も入るので、先住民族の暮らしは豊かであるとか。
逆に、この経済的に恵まれた環境にあって、先住民族の若者に、働く意欲が無くなって来ていることが、先住民族の間では社会問題になっているとのこと。
 
とまあ、こんなガイドを聞きながら、ポプラの黄葉、広大な大草原と牛・馬の放牧、迫り来るカナディアン・ロッキーの山々を見て走るうちに、車はバンフの街に入った。
 
25 広大な大草原
 
26 牛の放牧
 
27 冬の飼料用に作られたロール。このロールを作る機械は、北海道にも輸出されているとのこと。
 
28 馬の放牧
 
29 段々とカナディアン・ロッキーが近づいて来た。
 
30 バンフに向かう国道1号線で、最初に見えるロッキーの山
 
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33 バンフ国立公園の入口。公園に入る時には、ここで手続きが必要とのこと。
 
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35 カスケード山
 
36 フェアモント・バンフスプリングスホテルに到着
 
我々が泊まるホテル「フェアモント・バンフスプリングスホテル」は、バンフの市街地から少し奥に入ったところにあるバンフ最古のホテルである。
 
実は、バンフバンフスプリングホテルについては、30年近く前に放映された倉本聰さん脚本のTVドラマ「ライスカレー」のロケ地として使われた町とホテルである。
私は、倉本聰さんの大ファンであり、「ライスカレー」も10回以上は繰り返し見ていたので、私にとってのカナダ旅行は、バンフへの旅行をイメージしていたのである。
今回、子供達が予告なく退職祝いにバンフ旅行+バンフスプリングスホテル宿泊をプレゼントしてくれたことを思うに、多分、ある時に、自宅で酒を飲みながら子供達にそんな話をしたのだろうと思う。
 
【余談】
TVドラマ「ライスカレー」についてちょっと・・・・・
銚子(千葉県)の高校球児仲間3人(演じるのは、時任三郎、陣内孝則、布施博)が、カナダ在住の先輩(演じるのは北島三郎)を頼ってカナダに渡り、ライスカレー店をオープンさせるというストーリーである。
直前で布施博(演じるブンタ)が脱落し、時任三郎(演じるケン)と陣内孝則(演じるアキラ)がカナダに渡るが、北島三郎(演じる飯塚次郎)が雲隠れしていて見つからず、二人が途方に暮れるストーリーである。
ケンとアキラは、ラックルジューンという街で中井貴一(演じるBJ)と出会い、丸太小屋作りを始めるが、アキラが脱落し帰国。その後、BJが丸太の下敷きになって命を落とし、ケンが単身で寿司屋に入り、・・・ という流れになるが、
このドラマの挿入歌である「川の流れを抱いて眠りたい」(歌い手:時任三郎)という曲が私は好きで、カラオケで歌う私の「18番」の歌の一つになっている(笑)。
 
15時頃にホテルに到着したが、チェックイン時間は16:00のため、峯さんに館内を案内して貰う。
 
何しろ、最古のホテルであるため、建て増しの繰り返しをされて来たらしく、インターネットの口コミには、「迷路」と表現している人も少なくないくらいに通路が入り組んでいる。
 
37 ホテルのフロント
 
38 チェックイン前にホテル内を散策
 
 
39 M1階にあるテラスからの眺望。一番下の写真の正面はランドル山
 
40 M1階に上がる階段(向かって右側と左側)
 
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チェックイン時間までに、まだ30分ほど時間があったので、ホテルから歩いて5分のところにあるボウ滝へ行くことにした。
 
ホテル裏手の階段を下りて、林の中を突ききって下りるとボウ滝に出る。
途中の林の中で、野生のリスに遭遇。カナダでの最初の野生動物との出会いである。
 
46 ホテルの本館
 
47 ホテルからボウ滝に降りる階段
 
48 この林を抜けるとボウ滝がある
 
49 林の中で野生のリスに遭遇
 
50 ホテルの裏手を流れるボウ川
 
51 ボウ滝。マリリンモンロー出演の映画「帰らざる河」のロケ地
 
52 ランドル山とボウ川
 
53 ボウ滝にて
 
16:00になり、チェックインしたのだが、どうやら、我々がボウ滝に行っている間に、峯さんが、チェックイン時刻まで1時間待ったことを交渉材料にして、広い部屋、かつ、眺望の良い部屋に無償でグレードアップして貰うことを交渉してくれたらしく、予想外に良い部屋に泊まれることになった。
 
取りあえず、チップとバス代のために、フロントにて、5ドル札2枚を、1ドル硬貨10枚に両替して貰う。
 
54 泊まった部屋からの眺望
 
55 泊まった部屋からの眺望(ランドル山)
 
【4】バンフ散策
 
夕食は、峯さんがいるうちに予約を入れて貰い、アルバータ牛が食べられるギリシャ料理レストラン「バルカン」を予約。
JTBがクーポンを出している店なので、(前菜+メイン+デザート)の3点セット料金と、チップ代まで含まれたクーポンになっている。
 
まだ現金をキャッシングで引き出して無かったが、峯さんが、「カード払いで良い」と言うので、クーポン代と、明日以降のオプショナルツアー料金をカードで精算。
JTBが相手なら、カード精算も安心できる。
これで、キャッシング予定の額が、700ドルは減らせることになった。
 
日はまだ高いし、飛行機と車に乗りっぱなしで、余り動いてなかったので、まずは、ホテルからバンフ市街まで歩くことにした。
「往き」は、緩やかな下り坂なので、疲れる様なことは全くなく、ゆっくり歩いて20分ほどで、バンフの市街に到着した。
 
56 ホテルの正面
 
57  ホテルからバンフ市街に向かう道。緩やかな下り道。
  
58 バンフ市街地の出口(入口)にあるボウ橋
 
59 カスケード山とバンフのダウンタウン
 
60 ボウ川(Bow River)
 
61 ボウ川とランドル山
 
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レストランの予約は19:30からしか取れなかったので、暫くは、バンフの街を散策することにした。
 
まず最初に、100ドルしか持参して来ていない現金を補充するために、街の入口にあるCIBC銀行のATMで、クレジットカードを使ってキャッシング(借入)。
ところが、使える筈のVISAカードをATMが受け付けない。
仕方がないので、マスターカードJCBカードと試したが、これも受け付けてくれない。・・・・・焦った。
 
64 銀行のATMが、クレジットカードを受け付けてくれないハプニング発生。
 
今回の旅では、クレジットカードを使っての、現地ATMでのカナダドルのキャッシング(借入)を想定していたので、日本円は数万円しか持参してないし、カナダドルの現金は100ドルしかなく、これでは、旅行中の支払には到底足りる筈も無い。
 
残る手段は、不正利用されるリスクを避けて選択肢から外していた「クレジットカード払い」を使うしかない。「リスク」などとは言ってられない事態となってしまった。
とにかく、まずは、「クレジットカード払い」を試して見るべく、お土産を買って、カードで支払ったみた。
結果は、特に問題なく使えた。まあこれで一安心である。
 
65 バンフの街のお土産屋さんにて
 
66 バンフの街
 
67 カナダでは、これが「すすめ」の信号
 
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予約していた時刻になったので、「バルカン」に入り、クーポンを渡したら、テーブルに案内された。
 
出て来たメイン料理は、アルバータ牛と海老、ポテトフライ、キュウリとトマトの和え物であったが、牛肉は、そこそこの大きさだったものの、ポテトと野菜の量が多くて、食べても食べてもなかなか減らなかった。
それと、ステーキソースの味が、私には、ちょっと口には合わなかった。
 
食事を終えると、通常なら、店員さんを呼んで精算して貰うのだろうが、クーポンを事前に渡しているので、特に何もすることが無い。
然りとて、このまま黙って、店を出て良いものかどうか悩ましかったのだが、とにかく、近くにいた店員さんに「サンキュー」と言って、出て来てしまった。
 
69 ギリシャ料理「バルカン」。日本人客が多かった。みんなJTBの客?
 
70 3点セットの最初は前菜
 
71 メインディッシュは、アルバータ牛、海老の焼き物
 
72 デザートのアイスクリームとケーキ
 
食後は、暫くお土産屋さんを散策することにし、JTBから貰っていた割引券の店「OKギフトショップ」に行ってみた。
店内の客は日本人ばかり。おまけに、店員さんも全員が日本人であり、日本語が飛び交っていた。
値段が「ドル」であること以外は、日本の店と何ら変わりが無かった。
 
ホテルへの帰りは、市内の循環バスを使うことにし、バス停へ。
バスは、40分おきにしか無いため、バス時刻を気にしながら、ショッピングしなければならない。
 
ダウンタウンからホテルまでの所要時間は5分。
こちらのバスは、2ドルの均一料金で前払いであり、降りる時は、日本のバスの様にボタンを押すのではなく、何と、車内に張り巡らせてある「黄色い紐」を引っ張る様である。
原始的と言えば原始的である。
 
73 バス停
 
74
 
75 バスは、自転車も一緒に運んでくれる
 
76 降りる時は、窓際に張られている「黄色い紐」を引っ張る
 
22時前に、ホテルの部屋に戻ってきた。
 
この日は、三島の自宅を出発してから、ホテルで床に着くまでが同じ一日である。
勿論、時間的には24時間を遙かに超えているが、途中で日付変更線を越えているので、長い長い一日となった訳である。
ちなみに、日本とバンフの時差は、マイナス16時間だと思い込んでいたのだが、サマータイム中は、マイナス15時間であった。
なお、サマータイムは、3月の第2日曜から11月の第1日曜までらしい。
 
部屋に戻ったものの、テレビは全チャンネルとも英語(一部はフランス語)なので、視聴しても分からない。
風呂に入って、さっさと寝ることにした。
 
77 ホテル6階のエレベータ前
 
78  ホテル内のデリで翌朝の朝食を調達。このサンドが13ドル(約1,300円)とは高すぎる!
 
79 ホテルの部屋。当初予定では、この半分の広さの部屋だった。
 
80 バスルーム。勿論、洗浄便座ではありません。
 
 (つづく)