北海道2009春 (1)


北海道2009春 (1)
2009年4月26日(日)~4月29日(水)
 
ゴールデンウィークの前半を利用して、夫婦で北海道を訪れることにした。私にとっては1年4ヶ月ぶり、通算6度目の北海道であり、カミサンにとっては通算4度目の北海道である。
 
今回は激安ツアーへの参加である。きっかけは、北海道に行きたかったからツアーを探したと言う訳ではなく、激安ツアーの案内に乗せられて飛び付いたと言う方が正しい。
行程は、すべてツアー会社にお任せなので、コースも余り頭に入っていないし、準備も特にせず、前日に着替えだけカバンに詰めて出発すればいいかと言う軽いノリの旅行である。
さて、どんな旅になることやら。
 
 【ツアー内容】(阪急交通社)
  ・とびっきり北海道/通常コース(函館&登別&札幌泊)
  ・料金:33,000円/人 (往復航空運賃、道内移動バス料金、3泊宿泊料(4食付)
 
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2009年4月26日(日) 晴れ
 
昨日から今朝まで、インターネットで何度も天気予報を確認しているのだが、函館の天気は雨、最高気温が4度という予報は変わらない。4月下旬と言うのに、真冬の寒さである。
結局、ダッフルコートとマフラー、手袋をカバンに詰めて持参することにした。
 
9:19三島発の「こだま」で品川駅まで出て、京浜急行で羽田空港へ。ツアーの集合時間は13:50なので、時間はたっぷりある。
 
荷物をコインロッカーに預け、空港内を散策。第二ターミナルビルは まだ2回目なので、見るものが新鮮である。
朝食が早かったためか夫婦共にお腹が空いて来たので、ラーメン店に入り餃子とビールで腹ごしらえ。
食事のあとは、屋上の展望デッキに出て、しばし時間を過ごす。風がとても強かったが、晴天に恵まれたせいか、展望デッキは沢山の人出であふれていた。
 
1 羽田空港は、強風ではあるが春の佇まい (2009.04.26撮影) 東京(羽田空港)
 
チェックインして搭乗ゲートに向かう途中、通路左手のバームクーヘンの店に立ち寄る。前回来た時にも この店を見つけて立ち寄ったのだが、その時には店の名前など気にもしていなかった。今回通り過ぎようとして店の名前を見たところ、何と「ねんりん家」と書いてある。今や都内のどの店舗に行っても、長蛇の列を作っている あの「ねんりん家」である。空港搭乗エリア内の店舗と言うことで列など出来ていないので、早速、味見のために一切れ買い込んで試食。あの歯ごたえのある食感の、バームクーヘンと言うよりはバームクーヘンの形をした別の菓子というのが私の第一印象であった。まあ、長時間並んで買うほどの味かどうかは、好みの問題であろう。
 
搭乗ゲートに着いて電光掲示を見たところ、「気温1度」「雪」「天候不良」「条件付き運航」の文字。アナウンスでは、函館空港まで行ったとしても、場合に依っては新千歳に回るか、羽田まで引き返すこともあり得ると言っている。何とも先行き不安な旅の始まりである。
 
2 4月下旬と言うのに函館の天候は荒れ模様 (2009.04.26撮影) 東京(羽田空港)
 
14:40、飛行機は一応、羽田を離陸して北へと向かう。
 
大揺れのフライトの末、函館の上空まで到達。空港は真っ白な真冬の景色であった。横風に煽られて機体が不安定にブレながらの着陸であったが、何とか逆噴射を開始し減速し始めたので胸を撫で下ろす。空港で手荷物を受け取り、早速、ダッフルコートとマフラーを引っ張り出す。
 
3 函館空港は雪景色 (2009.04.26撮影) 北海道(函館空港)
 
ツアーバスに乗り込み、函館空港を出発。何と、ガイドさんの第一声は、「皆様、奇跡の着陸おめでとうございます。」であった。何でも、我々の便の前の便は、天候不良で着陸出来ず新千歳空港に回ったそうであり、さらに、我々の便の次の便から空港閉鎖になってしまったとか。まさに、奇跡の着陸であった。
 
ホテルに入る前に、ベイエリア(金森倉庫群)に寄って30分ほど買い物タイム。
 
4 ベイエリア(金森倉庫群) (2009.04.26撮影) 函館
 
 
 
7 函館山は吹雪でロープウェイも運休 (2009.04.26撮影) 函館
 
ベイエリアを出発したバスは、通常コース組を函館国際ホテルで降ろしたあと、温泉オプション組を乗せて湯の川温泉へ。我々夫婦は、通常コースである。
 
ホテルにチェックインしたあと、夕食に出る。店はもう決めている。ウニの卸問屋直営店「うにむらかみ」である。店は函館朝市に隣接しており、ホテルから歩いて10分弱。
 
ここのウニは、ミョウバンを使わない無添加ウニなので、市販のウニに付き物の臭みが全くなくて、甘くてとろける美味しさのウニでなのである。インターネット通販で何度も注文しているし、札幌店でも食べたことがあるので、味は心配ない。
日曜の夜、寒い雪の夜とあって、店内には我々を含めて2組の客しかいなかった。まずは、ウニの刺身活イカソーメンを注文。イカはまだ足が動いている新鮮さ、実に美味かった。
次に注文したのは、海底に棲むという根ホッケ。半身を注文したが、二人で食べても十分な大きさであり、脂が乗ってこれも美味。さすが本場・北海道である。
最後は、ウニ丼で締める。最初の刺身はむらさきウニだったが、丼の方はエゾバフンウニであり、また一味違う。満腹の夕食であった。