北の夏 2002 (6)


北の夏 2002 (6)
2002年8月23日(金)~8月24日(土) 美瑛~三島(自宅)

美瑛~支笏(しこつ)

朝食を取り、早速出発。
精算の時に、カミサンと娘がペンションの奥さんと何やら話をしている。娘がノートに書いたことについて話をしているようだ。多分、昨夜の催し(ペンション内音楽会)とピアノ演奏の話だろうと思う。
 
宿(トロルドハウゲン)を出て、美馬牛(びばうし)の駅を通り抜けてから芦別(あしべつ)方面に向かう。
 
しばらくは快適な道であったが、途中から、またもや未舗装の山道に入ってしまった。砂利道を進んで峠を越えると、ようやく芦別の街に抜けられた。
芦別の街に入った途端、パトカーが後ろについて来た。それほどスピードは出していないのに。しばらく後ろを付いてきたが途中から曲がって行ってしまった。単なる偶然だったようだ。
 
芦別大橋を渡ったところから左折して暫く行くと、また山道に入る。今度は、砂川の街までの山越えである。砂利道の林道を走る。
途中、キタキツネに出会った。人なつこく全然逃げようとはせず、車を止めたら近づいてきた。
 
1 野生のキタキツネ
 
 
林道を抜け、奈井江砂川ICから道央自動車道に乗る。
途中のSAで給油の予定であったが、何と、給油所の無いSAであったため計算が狂ってしまった。どう考えても、高速道路を降りる千歳ICまでガソリンが持ちそうにない。
どうやら、北海道の高速道路には、給油所のあるSAは少ないらしい。仕方がないので、札幌ICで一旦 高速道路を降りることにした。
 
札幌ICで高速道路を降りて、最寄りのSSで9回目の給油。また、すぐに高速道路に乗り、千歳ICまで走る。
 
千歳から支笏湖スカイロードを進み、支笏湖へ。天候がまた怪しくなり、支笏湖の手前でポツポツ雨が落ちてきた。
駐車場に車を入れ、遊覧船乗り場へ。
 
支笏湖は水が綺麗で湖の底が見えている。遊覧のあと、温泉街の食堂で昼食を取り支笏湖を出発。
 
3 「雨の支笏湖」 (2002.08.23撮影) 北海道千歳市
 
4 千歳川に架かる山線鉄橋
 
 
6 透明度が日本一と言われる支笏湖
 
 
 
 
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地球岬

樽前山から左折して苫小牧方面に向かう予定であったが、樽前山への左折ポイントを見逃してしまったらしい。
随分進んでしまったので引き返すのは止め、当初予定のコースを変更して伊達ICまで走り抜けることにした。相当な時間のロスが予想されたので、スピードを上げてリカバリするしかない。
 
暫く走るうちに、5日前に訪れた懐かしい昭和新山の茶色い山が見えて来た。
 
伊達ICから高速道路に乗って室蘭ICまで走り、地球岬に向かった。
 
地球岬に到着。地球岬は、曇り空のせいか視界が優れず、北海道人気観光地第一位と言うほどの眺めではなかったのが残念である。
 
11 「幸福の鐘(地球岬)」 (2002.08.23撮影) 北海道室蘭市
 
12 「地球岬の灯台」 (2002.08.23撮影) 北海道室蘭市
 
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15 「地球岬の公衆電話」 (2002.08.23撮影) 北海道室蘭市
 
16 「白鳥大橋」 (2002.08.23撮影) 北海道室蘭市
 
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函館

地球岬を後に、再び室蘭ICから道央自動車道に乗り函館に向かう。
 
道央自動車道の終点(2002年当時)である国縫(くんぬい)ICから先は国道5号線を南下。渋滞はしないが、トラックやバスなど交通量が多かった。
駒ヶ岳は、復路でも曇って見えず仕舞いであった。残念。
 
函館新道から函館山の灯りが見えてきた。また、小雨が降り出した様だ。
 
夕食は後にして、先に函館山に登ることにした。函館山の山麓駐車場に行くと、運良く、駐車場に入れることが出来た。ロープウェイで山頂へ。
 
小雨模様であったが、十分に函館の夜景が堪能できた。
 
20 「函館山からの夜景」 (2002.08.23撮影) 北海道函館市
 
21 小雨の中、函館の夜景を楽しむ人々(笑)
 
箱館山を下山した後、お目当ての「食道場だるま」を探して再び国道5号線を北上。何とか見つけることができた。
 
店に入り、お目当てのたこしゃぶを注文したところ、予約が必要とのことだった。残念!
仕方がないので、タコの天麩羅、蟹の天麩羅、鉄火など、いろいろ注文。味はまずまずであった。
 
夕食を済ませた後、函館港に向かい、乗船手続きをしてから車で仮眠を取る。
 
しばらくしてから乗船し、客室へ。帰りの便は東日本海フェリーの「びーなす」号である。
 
長かった北海道とも、いよいよお別れの時が近づいてきた。そして、船は函館港を出港。
 
2002年8月24日(土) 青森~三島(静岡県)

平泉

4:10,フェリーは青森港に到着。
下船してすぐに10回目の給油。早速、青森ICに向かい、東北自動車道に乗る。
 
運転をカミサンと交替。また雨が降ってきた。
前沢SAで朝食。前沢牛ステーキ丼が美味い。
SAの店内に南部鉄の七福神の置物が売っていた。味があってとても良い。しかしながら、平泉に行ったらもっと良いのがあると思い、買うのは思い留まった。
 
平泉前沢IC東北自動車道を下り、平泉へ。
 
中尊寺の駐車場に車を入れ、雨の中、傘をさして参道を歩く。
宝物殿、金色堂を拝観。
 
中尊寺を出た後、近くの売店を散策した時に例の七福神を見つけた。しかしながら、値段が前沢SAよりも高い。値切って少し安くして貰う。
 
次に、今回の旅のお目当ての一つだった秀衡塗りの「翁知屋」へ。
いろいろ見て廻ったあと、丼と取り皿を購入する事にした。
 
毛越寺(もうつうじ)にも寄る予定であったが、雨が止まないので取り止め、このまま帰途に付くことにした。一関ICから再び東北自動車道に乗る。
 
22 「中尊寺の参道(月見坂)」 (2002.08.24撮影) 岩手県平泉町
 
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24 「中尊寺 弁慶堂」 (2002.08.24撮影) 岩手県平泉町
 
25 「中尊寺の前で」 (2002.08.24撮影) 岩手県平泉町
 
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27 「金色堂を収める新覆堂(おおいどう)」 (2002.08.24撮影) 岩手県平泉町
 
28 「旧覆堂(おおいどう)」 (2002.08.24撮影) 岩手県平泉町
 
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自宅へ

仙台の辺りから晴れてきて、久しぶりに本来の暑い夏の日差しになってきた。厚着をしていたので脱がないと暑い。
 
国見SAで昼食を取り、11回目の給油をして出発。
次の休憩地・上河内SAで、この旅、最後になるであろうアイスクリームを食べる。美味い。
 
そのまま車は軽快に走り、14時半には川口JCTを抜けて首都高速道に入った。予定より随分早い。
葛西から首都高速湾岸線へ。ここで渋滞に巻き込まれ、横浜に抜けるのに時間が掛かってしまった。
 
横浜町田ICから東名高速道に入り、あと僅かで我が家に帰還する予定であったのだが、最後の最後に来て計算違いが発生してしまった。
大井松田を過ぎたところで、ガソリンのエンプティランプが点灯してしまったのである(笑)。
 
予定(裾野IC)より一つ手前の御殿場ICで高速道路を降りることと相成り、御殿場にて12回目の給油をしてから、最後は国道246号を走って自宅に向かう結果となった。
 
夕方の5時半、無事に我が家に帰還。
 
旅行期間中が雨模様だったのは残念ではあるが、楽しい家族旅行であった。多分、家族にとって一生の思い出となるのは間違い無かろうと思う。
 
夕食は、家族五人で自宅の近くのファミレス「サイゼリア」まで歩いて行き、打上げの宴となった。
 
おわり