平和島撮影会1980 (1)
時期:1980年7月20日(日)
更新:2020年5月10日(日)
同じ寮の写真撮影が趣味の友人(私にカメラを薦めた師匠)に誘われ、初めて写真撮影会に行った。場所は東京都大田区の平和島プールである。
最初は何も分からず、モデルさんをレンズで捉えてシャッターを押していたのだが、友人より、「モデルさんに目線を貰ってから撮影しろ。モデルさんはプロだから、一旦、目線を貰えたら(自分のカメラに視線を向けてくれたら)、こちらがシャッターを押すまでは目線を逸らさないから(視線を他の人に移動させないから)。」と教えて貰い、それ以降は、目線を貰ってからシャッターを押す様になった。
とは言え、最初のうちは、「目線を貰う」と言っても、モデルさんを囲んでいる大勢のアマチュアカメラマン達が競って目線を獲得しようとして「目線を下さい」と声を発しているので、声を掛けるタイミングと声の掛け方(大きな声に加えて、モデルさんに自分の声を認識させる工夫)が重要になる。
最初は、照れくささから単に「目線を下さい」と言うだけだったが、それでは駄目だと気付き、徐々に「大きな声」+「目立つ動作(例えば手を上げて振るとか)」を駆使して、とにかくモデルさんの目線を奪い取る方法を習得して行った。
下の写真を見れば分かるが、モデルさんがこちらを向いている写真は「目線を貰うことに成功した写真」である。
所 | 平和島プール(東京都大田区) |
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