福島東京旅行 (1) 三島〜福島
2016年4月14日(木) 雨 のち くもり
更新:2024年5月26日(日)
日曜日から、2泊3日で茨城、福島、東京に旅行してきた。
いつも良く利用している、読売旅行のツアーである。
2月に、阪急交通社の「北海道流氷ツアー」に行ったばかりなので、年金暮らしの身には ちょっと行き過ぎだとは自覚しているのだが、今回のツアー企画は、何時でもある企画ではなく、もしかしたら暫くは無いかも知れなさそうな企画だったので、読売旅行の企画にしては、少し高めの参加料であったが、頑張って参加する事にしたのである。
内容は以下のとおり。
日付 |
行程 |
宿泊地 |
---|---|---|
4月10日(日) | 三島〜《新幹線》〜東京〜《貸切バス》〜筑波山(昼食)〜国営ひたち海浜公園〜宿 | いわき湯本温泉 「スパリゾートハワイアンズ」(福島県) |
4月11日(月) | 宿〜《貸切バス》〜袋田の滝(茨城県)〜築地(昼食)〜浅草〜東京スカイツリー〜浅草ホテル(夕食)〜宿 | 「ホテルモントレ半蔵門」(千代田区) |
4月12日(火) | 宿〜《貸切バス》〜皇居〜九段下ホテル(昼食)〜国会議事堂〜増上寺(港区)〜東京駅〜《新幹線》〜三島 |
■三島〜東京駅
8時にタクシーで自宅を出発し、三島駅へ。
新幹線には、事前に郵送されて来た団体切符を使うのだが、同じ読売ツアーに参加されるご夫婦が、改札機に切符を通したところ、赤ランプが点滅して通過出来ない様だった。
もしかしたら、「2枚組の切符を、1枚しか改札機に通さなかったのではないか」と思ったのだが、2枚重ねて通しても、やはりNG。
やむなく、駅員に切符を見せたところ、見た目は、通常の新案線の切符と同じなのに、実は、切符では無く、団体用の乗車票であるらしく、改札機には通らないのだそうである。
駅員にスタンプを押して貰い、入場するご夫婦に続き、我々夫婦も入場した。
改札機を通せない団体用の乗車票であるならば、その旨を、郵送時に注意事項としてアナウンスしておくのが、旅行会社として、本来あるべき姿ではないかと思う。
まあ大した事はなかったが、これが本ツアー最初のトラブルである。
ホームで電車を待っていると、12号車(指定席)の列は、読売ツアーのバッチを付けた参加者ばかりの様であった。
後で分かったのだが、今回の参加者50人弱のうち、半数が三島からの参加者だったらしい。
そして、我々の後ろに並んでいたご夫婦の奥様の方が、カミサンに話し掛けて来たのだが、「自分は、後期高齢者だ」と言い、何と、その後にカミサンに向かって「同じくらいの年かしら」と言ったらしい。
カミサンが、「50代です」と否定したところ、「あら、お若いのねぇ」と言ったそうである。
カミサンは、その場では和やかに応対していたが、座席に着くなり、私にブリブリ文句を言っていた。
確かに酷い(失礼な)話である。後期高齢者とは75歳以上の人なのだから。
これが、
「40代かしら?」➪「いやいや、50代です。」➪「あら、お若い(若く見える)のねえ。」
と言う会話なら、何も問題ないのだが、
「私と同じくらいの年かしら?(即ち、75歳前後かしら?)」➪「いやいや50代です。」➪「あらお若いのねえ(老けて見えるのに若いのねぇ)。」
と言う会話は、
「随分と老けて見えるわねぇ。」
と言ってる様なもので、喧嘩を売ってる様なものである。
ひょっとしたら、ご本人は、自分が言った事の意味に気付いてないのかもしれないが。
以後も、この方は、あちこちで、カミサンに馴れ馴れしく肩を叩いて声を掛けてくるので、カミサンは嫌がっていた。
三島発8:29の「こだま630号」の12号車に乗り込むと、添乗員さんが中で待っていたので、挨拶を交わしてから指定席に着席した。
添乗員さんは、中年の小太りの女性であった。年齢は分からないが、我々とそれほど違わないベテランの方の様に見えた。
今回のツアーは、読売旅行静岡営業所の企画であるが、参加者は、浜松、掛川、静岡、新富士、三島の各駅から新幹線に乗り込み、12号車内で合流する形になっている。
電車が品川駅に近づいて来た頃、添乗員さんより、東京駅で下車した後の説明がなされたのだが、貸切バスとの待ち合わせ場所は、八重洲南口よりも、さらに南の方のバス待合エリアになっているとの事であった。説明はそれだけである。
そして東京駅に到着。降車しホームの階段を降りて、正面にある八重洲中央口から外に出て、駅ビルに沿って南方向に歩いて行ったのだが、我々の歩くのが速いのか、高齢者が多いので後続の人達の歩くスピードが遅いのか分からないが、添乗員さんを始め、後続の参加者がなかなか追いついて来ないため、南口に入るドア辺りまで来たところで、後続を待つことにした。
しかしながら、数分待っても後続の姿が現れないため、また何かトラブルでも発生したのかと思い、とにかく添乗員さんに電話する事にした。
と言っても、携帯電話の番号を教えて貰ってないので、取りあえず、行程表に書かれてある読売旅行静岡営業所の電話番号に電話をする。
ところが、受話器からは録音音声が流れ、「日曜日は受付時間外なので、平日に掛け直せ」とアナウンスされている。ビックリポンである。
行程表を再度見直すと、緊急連絡先の携帯番号が併記されていたので、そちらに電話を入れたのだが、何十回か呼び出し音を鳴らしても、誰も出ない。いやあ参った。
こうなったらもう ひたすら待つしか手が無い。
そうこうするうちに、携帯が鳴ったので出ると、静岡営業所の担当者からのコールバックであった。
ツアー名を言って、事情を説明したところ、「至急、添乗員に連絡してコールバックさせる」との事。これで一安心である。
そこで、添乗員さんの電話を待っていたところ、ようやく、後続の参加者達が、ぞろぞろと歩いて来たので、合流してバスの待ち合わせ場所に向かう。
そのうちに、添乗員さんから電話が入り、「今どこにいるか」と聞くので、「皆さんと合流して、バス待ち合わせ場所に向かっている」と応えた。
2回目のトラブルである。今回は、ちょっとビックリポンであった。
バスに乗り込んで、出発を待っていると、暫くして添乗員さんがバスに到着し、我々の席に近づいて来た。
「私の説明が不適切だった様で、申し訳なかった」と謝り、
「南口の改札で待ってたけど、何処から出たか」と聞くので、
「中央改札口から出たけど、『南口改札で集合する様に』と言う指示は無かったですよね」
と確認したところ、「説明した」と言う。
それで、私が、添乗員さんが車中で説明したとおりに繰り返し、
「『バスとの待ち合わせ場所が、八重洲南口のさらに南の方』という説明しかされませんでしたよね。『南口改札で集合してくれ』という説明など、されてませんよね。」
と念を押したら、
「自分が南口改札まで引率するから、説明は要らないと思った」
と言って来た。「説明した」と言った口が、「説明は要らないと思った」にあっさり変わってしまった。前言をコロっとひっくり返したのである。
この方は、どうも思い込みの激しい方の様である。
現に、自分が引率するから大丈夫と勝手に思い込んだだけであり、実際には、我々夫婦を引率出来ていないのだから。
そして、いよいよバスが出発するのかと思いきや、それから更に40分近く、バスは動かなかった。
その間、何の説明も無かったので、乗客の間ではブツブツ文句が出ていたが、どうやら、他にも、はぐれて行方不明になった参加者がいたらしい。これが3回目のトラブルである。
■筑波山
東京駅前を出発したバスは、首都高速から三郷JCT経由で常磐自動車道に乗り、茨城県の筑波山へ。
東京よりも北に位置する筑波地方は、ちょうど桜が満開の時期であり、車窓からの眺めが見事であった。
そして、筑波山の中腹にある筑波山神社下の旅館「筑波山江戸屋」に到着。ここでランチタイムである。
まあ、私の健康の事を気遣ってくれた訳でもないと思うが、実に質素な昼食であった(笑)。
食後に、筑波山神社に立ち寄って参拝して来たが、境内では、ガマの油売りか何かを実演している人達がいた。
■国営ひたち海浜公園
筑波山を出発したバスは、再び高速道に乗り、次の訪問地である国営ひたち海浜公園へ。
天気の方は、くもり空であったが、日曜日とあって、公園内は結構な人出であった。
西口から入場したが、広大な敷地内には、季節に依って、咲く花のエリアが分かれている様であり、今の季節は、水仙(スイセンガーデン)、チューリップ(たまごの森フラワーガーデン)、ネモフィラと言う薄紫の花(みはらしの丘)が見頃であった。
これが夏、秋になると、コキアと言う大きな毬の様な植物が見頃になるらしい。
コキアは、夏は緑、秋には鮮やかな赤(ピンク?)になる様なので、機会があったら、訪れてみたいものである。
今回の見学時間は、90分であったが、この広い敷地を全部見て回るには全然時間が足りないので、今回は、ネモフィラ畑になっている「みはらしの丘」をメインに歩いて回った。
丘の頂上まで登って行くと、眼下には海が見える。チューリップ畑も、様々な色の花が咲き誇っていた。
集合時間が近づいたので、公園を出て駐車場に戻ったのだが、添乗員さんが旗を持って立っていたので、そこで移動してくるバスを待って、乗り込む。
ところが、時間を過ぎても、残り1組が戻って来ず、添乗員さんが探しに行った結果、その1組は、バスを降りた場所で待っていたらしく、10分遅れで全員が揃った。
これも、解散する時の添乗員さんの指示が曖昧だったのが原因である。
確かに、添乗員さんは、「バスが、公園入口の近くまで来てくれるかも知れない」とは言っていたが、それは、断定的な言い方では無かったので、遅れた1組のご夫婦は、本来の集合場所であるバス降車地点で待っていたのであろうと思う。
本ツアー4回目のトラブル<である。
■いわき湯本温泉「スパリゾートハワイアンズ」
東京駅出発が約40分遅れ、ひたち海浜公園の出発も10分遅れであったが、高速道路の渋滞が無かったお陰で、この日の宿に到着したのは、予定から15分程度の遅れで済んだ。
宿は、「スパリゾートハワイアンズ」。映画「フラガール」の舞台となった常磐ハワイアンセンターだった所である。
解散して、東館4階の部屋に入ると、早速、部屋着に着替えて大浴場へ。部屋着は、男性はアロハシャツ、女性はムームーである。
ホテル内の各所に入場する際には、配付された入場チケットを提示する必要があるが、この部屋着を着ていれば、フリーパスになるのだそうである。
本館にある大浴場は、思ったほど広くは無かったので、洗い場は満員状態であった。女湯の方も、そうだったらしい。
泉質は塩泉であった。
入浴の後は、部屋に戻って缶ビールで乾杯。
そして、食事処に移動しての夕食である。料理は、「可も無く、不可も無く」と言うレベルであった。
温泉は、大浴場以外にも何種類かあるらしく、水着で入る温泉もあると聞いていたので、一応、水着は持参したのだが、ハワイアンショーの開始時刻まで余り時間が無かったので、温泉めぐりは出来なかった。
ショーの方は、さすがに素晴らしかった。
部屋に戻ってから、今度は、部屋に付いている内風呂の方に入ってみた。
内風呂としては、珍しく温泉であった。しかも、大浴場とは泉質の異なる硫黄泉である。
翌朝は、8時出発だったので、6:30からの朝食会場に、早めに行って並んでいたのだが、すぐに長蛇の列となってしまった。
それはまあ良かったのだが、6時半ちょうどにオープンすると、年配の支配人風の男性が入口に立ちはだかり、テーブルへの案内掛かりを付けて、1組ずつしか会場に入れないのである。
しかも、途中で、もう1箇所から会場に入れ始めたのだが、せっかく行列を作って待っていたのに、行列の順番を無視して、折り返しになっていた列の後ろの方の人を二つ目の入口から入れるのである。
これには、流石にプッツンしてしまった。
まあ、ハワイだけに、これが米国流の案内の仕方なのかも知れないが。
恐らく、もう二度とこのホテルを訪れる気にはならないと思う。
8時にタクシーで自宅を出発し、三島駅へ。
新幹線には、事前に郵送されて来た団体切符を使うのだが、同じ読売ツアーに参加されるご夫婦が、改札機に切符を通したところ、赤ランプが点滅して通過出来ない様だった。
もしかしたら、「2枚組の切符を、1枚しか改札機に通さなかったのではないか」と思ったのだが、2枚重ねて通しても、やはりNG。
やむなく、駅員に切符を見せたところ、見た目は、通常の新案線の切符と同じなのに、実は、切符では無く、団体用の乗車票であるらしく、改札機には通らないのだそうである。
駅員にスタンプを押して貰い、入場するご夫婦に続き、我々夫婦も入場した。
改札機を通せない団体用の乗車票であるならば、その旨を、郵送時に注意事項としてアナウンスしておくのが、旅行会社として、本来あるべき姿ではないかと思う。
まあ大した事はなかったが、これが本ツアー最初のトラブルである。
ホームで電車を待っていると、12号車(指定席)の列は、読売ツアーのバッチを付けた参加者ばかりの様であった。
後で分かったのだが、今回の参加者50人弱のうち、半数が三島からの参加者だったらしい。
そして、我々の後ろに並んでいたご夫婦の奥様の方が、カミサンに話し掛けて来たのだが、「自分は、後期高齢者だ」と言い、何と、その後にカミサンに向かって「同じくらいの年かしら」と言ったらしい。
カミサンが、「50代です」と否定したところ、「あら、お若いのねぇ」と言ったそうである。
カミサンは、その場では和やかに応対していたが、座席に着くなり、私にブリブリ文句を言っていた。
確かに酷い(失礼な)話である。後期高齢者とは75歳以上の人なのだから。
これが、
「40代かしら?」➪「いやいや、50代です。」➪「あら、お若い(若く見える)のねえ。」
と言う会話なら、何も問題ないのだが、
「私と同じくらいの年かしら?(即ち、75歳前後かしら?)」➪「いやいや50代です。」➪「あらお若いのねえ(老けて見えるのに若いのねぇ)。」
と言う会話は、
「随分と老けて見えるわねぇ。」
と言ってる様なもので、喧嘩を売ってる様なものである。
ひょっとしたら、ご本人は、自分が言った事の意味に気付いてないのかもしれないが。
以後も、この方は、あちこちで、カミサンに馴れ馴れしく肩を叩いて声を掛けてくるので、カミサンは嫌がっていた。
三島発8:29の「こだま630号」の12号車に乗り込むと、添乗員さんが中で待っていたので、挨拶を交わしてから指定席に着席した。
添乗員さんは、中年の小太りの女性であった。年齢は分からないが、我々とそれほど違わないベテランの方の様に見えた。
今回のツアーは、読売旅行静岡営業所の企画であるが、参加者は、浜松、掛川、静岡、新富士、三島の各駅から新幹線に乗り込み、12号車内で合流する形になっている。
電車が品川駅に近づいて来た頃、添乗員さんより、東京駅で下車した後の説明がなされたのだが、貸切バスとの待ち合わせ場所は、八重洲南口よりも、さらに南の方のバス待合エリアになっているとの事であった。説明はそれだけである。
そして東京駅に到着。降車しホームの階段を降りて、正面にある八重洲中央口から外に出て、駅ビルに沿って南方向に歩いて行ったのだが、我々の歩くのが速いのか、高齢者が多いので後続の人達の歩くスピードが遅いのか分からないが、添乗員さんを始め、後続の参加者がなかなか追いついて来ないため、南口に入るドア辺りまで来たところで、後続を待つことにした。
しかしながら、数分待っても後続の姿が現れないため、また何かトラブルでも発生したのかと思い、とにかく添乗員さんに電話する事にした。
と言っても、携帯電話の番号を教えて貰ってないので、取りあえず、行程表に書かれてある読売旅行静岡営業所の電話番号に電話をする。
ところが、受話器からは録音音声が流れ、「日曜日は受付時間外なので、平日に掛け直せ」とアナウンスされている。ビックリポンである。
行程表を再度見直すと、緊急連絡先の携帯番号が併記されていたので、そちらに電話を入れたのだが、何十回か呼び出し音を鳴らしても、誰も出ない。いやあ参った。
こうなったらもう ひたすら待つしか手が無い。
そうこうするうちに、携帯が鳴ったので出ると、静岡営業所の担当者からのコールバックであった。
ツアー名を言って、事情を説明したところ、「至急、添乗員に連絡してコールバックさせる」との事。これで一安心である。
そこで、添乗員さんの電話を待っていたところ、ようやく、後続の参加者達が、ぞろぞろと歩いて来たので、合流してバスの待ち合わせ場所に向かう。
そのうちに、添乗員さんから電話が入り、「今どこにいるか」と聞くので、「皆さんと合流して、バス待ち合わせ場所に向かっている」と応えた。
2回目のトラブルである。今回は、ちょっとビックリポンであった。
バスに乗り込んで、出発を待っていると、暫くして添乗員さんがバスに到着し、我々の席に近づいて来た。
「私の説明が不適切だった様で、申し訳なかった」と謝り、
「南口の改札で待ってたけど、何処から出たか」と聞くので、
「中央改札口から出たけど、『南口改札で集合する様に』と言う指示は無かったですよね」
と確認したところ、「説明した」と言う。
それで、私が、添乗員さんが車中で説明したとおりに繰り返し、
「『バスとの待ち合わせ場所が、八重洲南口のさらに南の方』という説明しかされませんでしたよね。『南口改札で集合してくれ』という説明など、されてませんよね。」
と念を押したら、
「自分が南口改札まで引率するから、説明は要らないと思った」
と言って来た。「説明した」と言った口が、「説明は要らないと思った」にあっさり変わってしまった。前言をコロっとひっくり返したのである。
この方は、どうも思い込みの激しい方の様である。
現に、自分が引率するから大丈夫と勝手に思い込んだだけであり、実際には、我々夫婦を引率出来ていないのだから。
そして、いよいよバスが出発するのかと思いきや、それから更に40分近く、バスは動かなかった。
その間、何の説明も無かったので、乗客の間ではブツブツ文句が出ていたが、どうやら、他にも、はぐれて行方不明になった参加者がいたらしい。これが3回目のトラブルである。
■筑波山
東京駅前を出発したバスは、首都高速から三郷JCT経由で常磐自動車道に乗り、茨城県の筑波山へ。
東京よりも北に位置する筑波地方は、ちょうど桜が満開の時期であり、車窓からの眺めが見事であった。
そして、筑波山の中腹にある筑波山神社下の旅館「筑波山江戸屋」に到着。ここでランチタイムである。
まあ、私の健康の事を気遣ってくれた訳でもないと思うが、実に質素な昼食であった(笑)。
食後に、筑波山神社に立ち寄って参拝して来たが、境内では、ガマの油売りか何かを実演している人達がいた。
■国営ひたち海浜公園
筑波山を出発したバスは、再び高速道に乗り、次の訪問地である国営ひたち海浜公園へ。
天気の方は、くもり空であったが、日曜日とあって、公園内は結構な人出であった。
西口から入場したが、広大な敷地内には、季節に依って、咲く花のエリアが分かれている様であり、今の季節は、水仙(スイセンガーデン)、チューリップ(たまごの森フラワーガーデン)、ネモフィラと言う薄紫の花(みはらしの丘)が見頃であった。
これが夏、秋になると、コキアと言う大きな毬の様な植物が見頃になるらしい。
コキアは、夏は緑、秋には鮮やかな赤(ピンク?)になる様なので、機会があったら、訪れてみたいものである。
今回の見学時間は、90分であったが、この広い敷地を全部見て回るには全然時間が足りないので、今回は、ネモフィラ畑になっている「みはらしの丘」をメインに歩いて回った。
丘の頂上まで登って行くと、眼下には海が見える。チューリップ畑も、様々な色の花が咲き誇っていた。
集合時間が近づいたので、公園を出て駐車場に戻ったのだが、添乗員さんが旗を持って立っていたので、そこで移動してくるバスを待って、乗り込む。
ところが、時間を過ぎても、残り1組が戻って来ず、添乗員さんが探しに行った結果、その1組は、バスを降りた場所で待っていたらしく、10分遅れで全員が揃った。
これも、解散する時の添乗員さんの指示が曖昧だったのが原因である。
確かに、添乗員さんは、「バスが、公園入口の近くまで来てくれるかも知れない」とは言っていたが、それは、断定的な言い方では無かったので、遅れた1組のご夫婦は、本来の集合場所であるバス降車地点で待っていたのであろうと思う。
本ツアー4回目のトラブル<である。
■いわき湯本温泉「スパリゾートハワイアンズ」
東京駅出発が約40分遅れ、ひたち海浜公園の出発も10分遅れであったが、高速道路の渋滞が無かったお陰で、この日の宿に到着したのは、予定から15分程度の遅れで済んだ。
宿は、「スパリゾートハワイアンズ」。映画「フラガール」の舞台となった常磐ハワイアンセンターだった所である。
解散して、東館4階の部屋に入ると、早速、部屋着に着替えて大浴場へ。部屋着は、男性はアロハシャツ、女性はムームーである。
ホテル内の各所に入場する際には、配付された入場チケットを提示する必要があるが、この部屋着を着ていれば、フリーパスになるのだそうである。
本館にある大浴場は、思ったほど広くは無かったので、洗い場は満員状態であった。女湯の方も、そうだったらしい。
泉質は塩泉であった。
入浴の後は、部屋に戻って缶ビールで乾杯。
そして、食事処に移動しての夕食である。料理は、「可も無く、不可も無く」と言うレベルであった。
温泉は、大浴場以外にも何種類かあるらしく、水着で入る温泉もあると聞いていたので、一応、水着は持参したのだが、ハワイアンショーの開始時刻まで余り時間が無かったので、温泉めぐりは出来なかった。
ショーの方は、さすがに素晴らしかった。
部屋に戻ってから、今度は、部屋に付いている内風呂の方に入ってみた。
内風呂としては、珍しく温泉であった。しかも、大浴場とは泉質の異なる硫黄泉である。
翌朝は、8時出発だったので、6:30からの朝食会場に、早めに行って並んでいたのだが、すぐに長蛇の列となってしまった。
それはまあ良かったのだが、6時半ちょうどにオープンすると、年配の支配人風の男性が入口に立ちはだかり、テーブルへの案内掛かりを付けて、1組ずつしか会場に入れないのである。
しかも、途中で、もう1箇所から会場に入れ始めたのだが、せっかく行列を作って待っていたのに、行列の順番を無視して、折り返しになっていた列の後ろの方の人を二つ目の入口から入れるのである。
これには、流石にプッツンしてしまった。
まあ、ハワイだけに、これが米国流の案内の仕方なのかも知れないが。
恐らく、もう二度とこのホテルを訪れる気にはならないと思う。