お屠蘇(とそ)・・・・・って、死語?


お屠蘇(とそ)・・・・・って、死語?
2022年12月29日(木) 晴れ
 
本日、正月の準備のために買い物に出掛けたのだが、忘れずに「お屠蘇(とそ)」を買っておかなくてはと思い、店内を探し回ったものの見つからず、やむなく、近くにいた店員さんに売り場の場所を聞いたところ、「特設コーナー」にあると教えてくれた。この時期の「特設コーナー」は、注連(しめ)飾りなど、正月関連の用品を集めているコーナーである。
 
早速、「特設コーナー」に行ってみたのだが、お屠蘇が何処にも見当たらない。そこで、「特設コーナー」担当の店員さんに聞いた所、「お屠蘇って何?」と問い返されてしまった。「お正月に飲むお酒に入れるでしょう?」と言ったのだが、「正月には私も酒は飲むけど、お屠蘇なんて聞いた事がない。」と言い返されてしまった。若い定員さんならいざ知らず、もう50歳代以上と思われる男性の店員さんだったのだが、知らない様であった。
 
やむなく、同じ「特設コーナー」いた年配の女性店員(私には、60歳代以上に見受けられた)に聞いて見たのだが、彼女も「知らない」と言う。
 
その女性店員の方が、内線電話で本部に問い合わせてくれた結果、薬品売り場に置いてあると言う事が分かった。
行ってみると、数個しか残っていなかったが何とか買う事ができた。
 
私は、結婚してから35年になるが、正月は帰省先の福岡の実家か、正月旅行先で迎える事が殆どであり、三島(静岡県)の自宅で迎えたのは3回程度しかない(最後は西暦2000年の正月だった)ので、三島での正月の習慣を知らないのだが、三島では正月にお屠蘇を飲む習慣がないのだろうか? それとも、時代と共にお屠蘇と言うモノの文化が、死語になるほど廃(すた)れてしまったのだろうかと思ってしまった。
 
本日行った店は、三島市のイトーヨーカドーである。大手のお店だけに、お屠蘇の売り場を聞いた3人の店員さんが3人ともお屠蘇と言うモノを全く知らなかったとは、ちょっと信じがたい経験をしてしまった。