イタリアに住む、ある日本人主婦からの日本国民へのメッセージ


イタリアに住む、ある日本人主婦からの日本国民へのメッセージ
2022年5月15日(日) くもり
 
表題のとおり。
 
やはり、日本という島国で守られて暢気に暮らしている(性善説中心の)人間と、欧州という周りの雑多な国と陸続きの国家で暮らしている(性善説では済まされない)人間との感性・意識・緊張感の違いなんでしょうかね。
 
この方は、日本で暮らす同胞(の暢気さ)を心配されている様である。
 
先日、どなたかの説明により、日本とロシア(旧ソ連)との現実の国際関係の状態を再認識したが、日本と旧ソ連は、第二次世界大戦で戦った敵国同士であり、同大戦でのソ連以外の敵国とは、1951年のサンフランシスコ講和条約にて「戦争状態」を終結しているものの、旧ソ連とは講和条約を締結していない(理由:ソ連は米軍の日本駐留に反対)ので、日本と旧ソ連(現ロシア)との関係は「休戦中」のままなのである。
もう一つ、これは国連憲章の第77条(敵国条項)がまだ残っているので、敵国条項の対象国である日本が戦争行為と見なされる行動を起こした場合は、安保理の許可無しに軍事的制裁を日本に対して課す事が認められている事である。ロシアと戦争状態にあるウクライナに対して、日本が軍事援助をしたとロシア側が認識した場合は、ロシアは国連憲章の第77条を行使して、日本に軍事行動を起こせると言う事である。
岸田首相が、ウクライナに対して(勿論、現金なので武器を買う事も可能な)資金援助した事は、ロシアの敵国であるウクライナへの軍事援助をしたとロシア側に思われても仕方の無い行為であり、ロシアの大使館員を国外退去させた処置に至っては、「ロシアへの宣戦布告」と取られても仕方の無い行為である。本当に、日本は危うい状態だと言う事に殆どの日本国民は気づいていないのである。しかも、ウクライナへの物資援助のために自衛隊機を使っているし。
 
イタリア在住の日本人主婦の方が母国・日本を心配するのは仕方ない事である。
本当に、日本人は、もう少し危機感を持たないと駄目だろうと思う。
 
以下は、イタリアに住む、ある日本人主婦からの日本国民へのメッセージの動画である。
 
 #33 このままだと日本が危険・・・ イタリア世論の変化