カルチャー ショック!! 世の中、変わってしまったもんだ(笑)


カルチャー ショック!! 世の中、変わってしまったもんだ(笑)
2020年7月26日(日) 雨
 
先週のある日、洗面所スペースに置いてある洗濯物の乾燥機が、違和感のある音を発していたのだが、カミサンが確認したところ、乾燥機内のドラムの回転数が上がらず、すぐに停止しまう現象が発生しているらしい。操作を何度繰り返しても同じとの事なので、どうやら故障したらしい。
 
そもそも乾燥機のブランド名がNationalなので、現在のブランド名であるPanasonicよりも前の時代に買ったものである。既に相当使い込んでおり、寿命が尽きたというところか。
今、ネット調べて見たところ、松下電器産業が社名をPanasonicに変更したのが2008年10月1日らしいので、少なくとも12年以上は使い込んだ事になる。
更に、PC内に残っている記録を探してみたところ、この乾燥機の購入日は、2004年10月9日であった。16年弱使った様である。
 
梅雨もまだ明けないし、洗濯物が乾かなくて困るので、新しい乾燥機を買うしかないと決断し、昨日、夫婦で近くの家電量販店に行ってみた。

ところが、店内に洗濯機が色々と並んでいたものの、何と、乾燥機は片隅にたった1台しか展示されていないのである。
残りの商品は、数台が洗濯機(脱水付)であり、あとは全て洗濯乾燥機(洗濯+脱水+乾燥の一体型)なのである。
知らぬ間に、世の中、随分と変わったものであり、夫婦でカルチャーショックを受けてしまった。
 
我が家では、乾燥機は寿命が来たものの、洗濯機(脱水付)は健在であり、欲しいのは単体の乾燥機だったのだが、1台しか展示されていない乾燥機を買うと言うのも、ちょっと抵抗があり、更に、店員さんに聞いた所、我が家にある既存の乾燥機用のスタンド(洗濯機の上部スペースに乾燥機を載せるためのスタンド)に新しい乾燥機を載せるのは危険だと言われたのである。乾燥機のドラムが回る際には震動が大きいため、各乾燥機専用のスタンドに固定しないといけないらいく、乾燥機とスタンドはセットで購入しないといけないらしい。
 
そこまで出費が必要となると、本当に乾燥機だけ買い換えれば良いのかどうか迷う所なのである。
と言うのも、我が家の洗濯機は健在だとは言うものの、こちらもブランド名はNationalであり、12年以上は使っている訳だから、いつ寿命が尽きてもおかしくない訳である。
そうなると、今回、乾燥機+スタンドだけ購入した場合、洗濯機を買い直す際に、スタンドの足の横幅の内側に収まるサイズの洗濯機を探す必要があり、それもまた、大きな制約条件となってしまうのである。
 
一旦、自宅に戻り再検討することにしたのだが、検討の結果は、やはり、この際、時代の流れに合わせて洗濯・乾燥一体型の洗濯乾燥機を買おうと言う事になった。普通に使えている洗濯機を廃棄するのは忍びないが、ヤムナシ。
 
そこで、次の検討ステップに入った。洗濯乾燥機には二つのタイプがあり、どちらのタイプにするかである。
即ち、縦型(ドラムの向きが直立型で、モーターで下から回転させる方式)と横型(ドラムが横向きで、背面のモーターから回転させる方式)である。
 
横型の方が省電力であり、従来の熱風を吹き付けるタイプ(乾燥した洗濯物はクシャクシャになる)のほかに除湿器的な乾燥方法を採用しているタイプ(乾燥した洗濯物は、ふんわり柔らか仕上げ)があるらしく、魅力的である。ただし、洗濯乾燥機の側面のドアを開いて洗濯物の出し入れをする必要があるため、腰を落として中腰で洗濯物の出し入れをしなければならず、足腰の負担が大きそうである。
 
まあ、足腰の負担は我慢してでも、「省電力」と「ふんわり柔らか仕上げ」の魅力には勝てないと思い、横型を買う事にしたのだが、大宮に住む娘が横型の洗濯乾燥機を使っているので、ちょっと乾燥を(いや、感想を)聞いてみようと言う事になり、iPhoneのfacetime(テレビ電話)で繋げて様子を聞いてみた。
横型の問題点が分かった。
 
洗濯を普段していない男の私には全く分からなかったのだが、洗濯機、乾燥機と言うモノは、洗濯が終わったあと悪臭がするし、洗濯機のフタを閉めたままにしておくと、カビが発生したりしてこれも悪臭に繋がるらしい。
これを防ぐためには、洗濯機を使っていない時にもフタを開けた状態にして置く必要があるらしく、そうなると、横型は横方向にフタを開く事になるので、我が家の様に広くない洗面所スペースに設置した場合、開けたフタが洗面所内の通り道を遮ることになり、通り抜けるたびにフタを開けたり閉めたりしないといけなくなり、面倒だし、夜中に誤ってフタとぶつかってフタを破損させるリスクも有りそうである。
その点、縦型の場合は、従来の洗濯機と同様にフタは上方向に開くので、フタを開けっ放しにしておいても全く問題ない。
 
それと、もう一点、横型の欠点を私は見つけてしまった。横型と言う事は、当然、水はフタを閉めた状態で溜める訳なので、洗濯が始まったら蓋は絶対に開けられないのである。開けたら水が流れ出してくるから(笑)。そうなると、洗濯開始の直後に出し忘れた洗濯物を追加で放り込むと言う芸当が出来なくなり、もう一度洗濯をしなければならなくなるのである。
 
結局、考え直して我が家は「縦型」を買う事にした。
 
再び、家電量販店に行ってHITACHI製の縦型の選択乾燥機を購入した。その際に店員さんに、縦型と横型のどちらが売れるかを聞いてみたところ、「毎回、洗濯+乾燥をセットでやる様な使い方のお客様は横型を、通常の洗濯では洗濯のみ、雨の日や梅雨の様な洗濯物が乾せない時だけ乾燥機を使うというお客様は縦型を購入する傾向です。」との事であった。なるほど。 
 
因みに、店内を見回したところ、来ていた客の殆どが縦型を見ていた様に感じた。やはり、日本人の気質には縦型・・・かな?(笑)