【由無し事】理不尽過ぎるプロ野球クライマックスシリーズ

【由無し事】理不尽過ぎるプロ野球クライマックスシリーズ
 
プロ野球に興味を無くして注目しなくなってから、もう何年になるか? 20年くらいにはなるかも知れない。

まあ、最近は、盆帰省で福岡に帰るとヤフオクドームでソフトバンク戦は観戦しているし、野球自体は、多分、そこいらの人たちよりはずっと詳しいと思う。生ビールを片手に試合に入り込むのは当然である。ただ、昔の様に、どのチームに肩入れしていると言う事はない。
 
博多っ子であるから、昔は、当然ながら西鉄ライオンズの大ファンであり、太平洋クラブに身売りされても、クラウンライターに身売りされても、西武に身売りされても、ライオンズのファンに変わりは無かった。
だから、地元福岡にホークス(南海ホークスを買い取ったダイエーホークス)が移って来ても、それがソフトバンクに身売りされても、私の気持ちの中では、ホークスはホークス(大阪のチーム・南海ホークス)であり、愛着は全く湧かないし、所詮、よそ者チームでしかない。
そして、プロ野球に興味を無くしてからは、西武ライオンズにも気持ちは残っておらず、従って、野球観戦する際には、純粋に野球を楽しむ(本当は、野球を肴にビールを楽しむ)と言う目的でヤフオクドームに行っている(笑)。

前置きはこのくらいにして、本題のクライマックスシリーズの話に入る。
 
昨日、パリーグのクライマックスシリーズでソフトバンクが西武を下して日本シリーズに出ることが決まったらしい。こんなことがあって良いものかと思う。別に、西武が負けたから言ってるのではない。クライマックスシリーズが始まる前から言ってるのである。
そもそも、1年間、100数十試合をやった結果の1位のチームがリーグ優勝に決まっているではないか。世の中では「下剋上」とか言ってるが、たった1勝分のハンディーを背負わせるだけで、ペナントを勝ち取れなかったチームが、勝ち取ったチームに逆転優勝できるなど有り得ない話である。何が下剋上だと言いたい。馬鹿も休み休み言えと言いたい。辻監督が「悔しい!」と言って男泣きし、しばし絶句するのも当然である。クライマックスシリーズなんて理不尽過ぎる仕様である。

試合数(客を呼び込める試合数)を増やして収益アップしたいという親会社の気持ちも分からなくはないが、それだったら、もっと、ペナントレース(1年間の積み重ね)の結果の重みを真剣に考えて戴きたい

例えば、過去にパリーグで実施していた2シーズン制。前期/後期でそれぞれペナントを争い、前期の覇者と後期の覇者がプレーオフでぶつかって年間優勝を争うと言うのなら分かる。前期優勝チームと後期優勝チームは対等なのだから。
その場合、もしも、同一チームが前後期の両方とも優勝してプレーオフが無くなると収益に響くというのならば、前後期の2位チーム同士で敗者復活シリーズをやり、通期2位を決めて、今度は通期1位と2位のチームで敗者復活戦をやれば良いだけである。敗者復活シリーズという名前では格好が付かないと言うのであれば、それを「クライマックスシリーズ」と言う名前にしても良い。

ただし、敗者復活戦であるから、1勝分のハンディーなどという生易しい条件は有り得ず、全勝しかない。敗者復活戦と言うのは勝ち続けなければ先に進めないのである。負けた時点で「終了(敗退)」なのである。

また、前後期制ではなく現状の通期制で、どうしてもクライマックスシリーズをやりたいと言うのならば、同様に、敗者復活選と言う位置づけで「全勝」しなければ上には進めないという仕様にすべきである。
ペナントレースの2位と3位のチームが、1位チームとのリーグ優勝決定戦への出場を掛けて戦う場合は、収益の観点を加味した2位決定戦の試合数(例えば4試合?)を決め、3位のチームが、その試合数を全勝した場合だけ2位と3位が入れ替わることにすれば良い。これこそまさしく「下剋上」と言える。
同様に、2位決定戦で勝ち上がったチームと1位チームの優勝決定戦についても、試合数(例えば5試合?)を決め、2位チームが全勝した場合だけ、1位と2位が入れ替わることにすれば良いのである。

ペナントレースでの順位というものは、1年間の積み重ねの成績なのだから、それほど重いものであると知るべし!!