【時事】安倍政権が言う「教育無償化」は、やっぱり印象操作だけの誤魔化し? 既存の奨学金と何が違う?

【時事】安倍政権が言う「教育無償化」は、やっぱり印象操作だけの誤魔化し? 既存の奨学金と何が違う?
2017年11月05日(日) 晴れ

3連休の最終日である。安倍首相が、また、国民の血税から57億円をイヴァンカ米大統領特別補佐官(トランプ大統領の娘)が主導する基金にプレゼントすると言ったらしい。一大統領補佐官に対して一国の首相が特別接待するのも異例なら、一基金(財団)に対して57億円もの金を国庫から出すというのも異例である。全て、自分の評判、支持率を上げるためだけのスタンドプレーであり、国民無視の行為である。すべて安倍晋三さんのポケットマネーでやるのなら何も問題ないが。この件に関しては、朝堂院大覚さんも、福島みずほ議員も怒っており、外務省やら財務省やらに理由を追求すると言っているので、今後、問題化されるかも。
さて、安倍政権・自民党衆院選でいきなり持ち出した(他党の政策をパクったという噂もある)教育の無償化、蓋を開けてみたら、やっぱり誤魔化しだったと思わざるを得ない内容らしい。単なる詭弁による国民騙しと言われても仕方がない。
 大学在学中は授業料無償化 自民が検討案まとめる
●在学中は授業料納付を猶予するから、卒業して働きだしたら返せと言ってるだけ。現行の奨学金制度と何が違う?
●猶予するのは、年間54万円まで。だから私立大学は超過分を在学中に支払うか現行の奨学金制度で借金して支払えと言っている。つまり、卒業して働きだしたら、[在学中の猶予分54万円✕4年分]+[奨学金の借り入れ分(超過額✕4年分)]を返済しろと言うこと。
●卒業後の返済を免除するのは、月収25万円未満とか年収300万円(25万円✕12ヶ月)未満とか言っている。就職したら殆どの人は返済しろと言ってるのと同じだし、卒業しても働かない人は返済しなくて良いと言ってるようにも取れる。現行の奨学金制度の方が余程スッキリしていて分かり易い。
それから、「自民党内に何も話をせず政府が勝手に進めるなら自民党など要らない。」と小泉進次郎議員が怒っているのも、政府が頑張ってま〜すと印象付けるための茶番劇(役者は小泉進次郎議員)だと見ている人もいる様である。そもそも、教育無償化のための企業への3000億円の寄付要請なんて、拘束力も何もないのだから、「結局集まりませんでした」と言えば済む話である。結局、単なるポーズだと思われても仕方がない。
 なぜ、小泉進次郎が騒いでたか、謎が解けたぞ。やっぱり国民を愚弄するような猿芝居だった