【由無し事】うどん談義

【由無し事】うどん談義
2017年08月25日(金) 晴れ

暑い。異常気象、大雨、北極海の水温が上昇して氷が溶け出しているというし、逆に、寒冷化が進む地域もあると言うし。やはり、地球レベル、太陽系レベルで何らかの変化が進みつつあると思われる。
今朝は、嬉しい記事を見つけた。うどんの話である。コシの無いうどんが美味いと言う話である。取り上げているのは伊勢うどん。私も、先週、福岡からの帰りに立ち寄った新名神高速道の土山SAで、久しぶりに伊勢うどんをお土産に買って帰り、2回ほど食べたばかりである。あの、太麺で甘い汁にからめて食べるコシの無いうどん、歯でプツンと噛み切れる食感。これがうどんの醍醐味である。世間一般の表現に合わせて言うなら、コシの無いうどんと言う事である。そもそも、コシがあってモチモチした讃岐うどんが最高などと言う人たちの気が知れない。うどんの醍醐味であるプツンと噛み切れる食感を真っ向から否定するのであるから。そんなに噛み切れずに歯で固く噛み切らないと切れない様な「モチモチした食感」が好きなら餅を食えと言いたい。福岡のうどん、伊勢うどん、富士吉田うどん、全部、うどんの醍醐味であるプチっと噛み切れる食感を持っている。これがうどんである。讃岐うどんは、はっきり言って邪道である。私は、本場讃岐うどんを食べるために2年前に香川に行って、人気店の讃岐うどんを食べて来た。出来立てのうどんが美味かった。ただし、コシがあって美味かったのではない、単に出来たてだったから美味かったのだろう。美味かったが、別にまた食べたいと言うほど美味いとは全く思わなかった。私が本場の讃岐うどんをどうしても食べたかった理由は、余りにも世間が美味いと言うから、私にもその旨さを実感させてくれるか、または、やっぱり思ったとおり大した味では無かったと確認したかったからである。そして2年前に確認できた。やっぱり讃岐うどんは思ったとおりのうどん(後者)であった。昔、会社に香川県出身の人がいたので、讃岐うどんがどんなものかを聞いた事がある。その方いわく、「冷凍うどんの加ト吉っちゃんてのがあるでしょ、あれが讃岐うどんの味だと思っていいよ。皆が言うほどそんなに美味いもんじゃないよ。」との事であった。そして、2年前に、彼が言う事が正しかったと確信した。
讃岐うどんが美味いという皆さん方、一度、伊勢うどん富士吉田うどん、そして何と言っても外せない福岡(博多)のうどんを食べて見て欲しい。私の推奨は牧のうどんで3ある。一度これを食べて見てくださいな。何と言ってもうどんの発祥地は博多ですから。
 コシとは無縁、でも美味しい。三重県伊勢市の名物「伊勢うどん」


1 2年前に食べた本場の讃岐うどん。「もり家」のうどん。



3 富士吉田うどん。富士吉田うどんの店は、殆どが普通の民家の中にある店(部屋)であり、家ごとに味付けが全く違う。


4 伊勢うどん


5 「牧のうどん」のごぼう天うどん


6 麺が汁を吸って膨張するので、食べても食べても減らない。それを見越してヤカンに入った汁を足せる様になっている。


7 葱は盛り放題


8 いつ行っても、どの支店に行っても、駐車場、店の席ともに満員の「牧のうどん」