【紀行】台湾旅行２０１７（１２・最終回）　帰国

【紀行】台湾旅行２０１７（１２／最終回）　帰国
２０１７年０２月２１日（火）　晴れ

【１月２８日】台北観光〜帰国（続き）
■帰国
故宮博物院での観光とランチを済ませ、我々を乗せた車は台湾桃園（トウエン）国際空港へと向かう。高速道路からは台北（タイペイ）の街が見えるが、一際大きな存在感を醸し出していたのが圓山大飯店の宮廷建築風のビルであった。
しばらく走るうちに車は桃園国際空港に到着した。チェックインカウンターのところまで見送ってくれたガイドの朱信忠さんと熱い握手を交わしてお別れ。セキュリティーチェックでは、ズボンのベルトまで外させられて落ちない様に手でズボンを押さえながらゲートを潜ったりしたが、無事に出国手続コーナーを抜けて免税店が並ぶエリアに出た。カミサンは、兄夫婦から借りていたワインのコルク抜きをキャリーケースに移し替えるのを忘れて機内持込み手荷物の中に入れたままだったので、没収されてしまった様である。これも経験（笑）。
搭乗時刻まで時間があるので、有料ラウンジに集合することにして、一旦、兄夫婦とは別行動でショッピングすることにした。出発時に福岡国際空港で兄から貰ったお小遣い（台湾ドル）がまだ半分以上残っていたので、円に換金するのも手数料の無駄使いになるし、せっかく戴いた小遣いなのに使い残したら申し訳ないと思い、全部使い切ることにして免税店を回ってみた。ちょうどＰＲＡＤＡの店が目に入ったので中に入ってみた。展示商品を見ているうちに、ｉＰｈｏｎｅ６Ｐｌｕｓ（大型スマフォ）も収納できるという大きさの財布があったので、これは便利だと思ってカミサンに奨めたらカミサンの反応も上々の様であった。残っていた現金では少し足りない値段だったので、現金とクレジットカードとの併用でも買物できるかと店員に尋ねたところＯＫの返事であった。クレジットカードは日本円（台湾ドルでの支払額を為替レートで日本円に換算した額）でも外貨（台湾ドルでの支払額）でも支払い可能であるが、不足額は台湾ドルでカード支払することにして買物終了。
有料ラウンジに入ってみると、何と超満員で空いた椅子が殆どない状態であった。まあ、旧正月の元日であるから仕方ないと言えば仕方ない。兄夫婦を見つけたが、一緒に座るのは無理そうだったので、我々は別の席を探して座った。
時間になったので搭乗ゲートに移動したのだが、こちらも待合席がほぼ満席の状態であった。正月に日本（九州？）に旅行する人が多いと言うことなのだろう。待合室で結構な時間待たされたが、ようやくアナウンスがあり搭乗。ビジネスクラスの座席は、往路の便では縦横各２列（１列は２座席）の８席だったが、復路の便は横が３列、縦は８列前後あった様に思うので４０席前後はあったのかもしれない。飛行時間は往路よりも復路の方がかなり短い様である。やはり偏西風の関係か？　復路便の座席には前座席の背面にモニタ画面が着いていて映画が見られる様になっていたので、早速メニューから映画を選択して視聴開始した。選んだのは大人気だと聞いていたアニメ映画「君の名は」である。ところが、機内の映画サービスは家庭のビデオとは違い一時停止／再開が出来る訳ではないため、途中で機内アナウンスが入ると映画のモニタ表示は中断され、中断されている時間も映画は一時停止されずに進行しているので、中断時間部分は見逃すことになるのである。離陸前から映画を見始めたので、離陸時の機内アナウンス、飛行中の機内アナウンスと何度も中断が入り、それでも何とか中断の前後を頭で繋げて一応ストーリーを把握出来ていたのだが、何と、最後のクライマックス部分に突入したところで福岡国際空港への着陸態勢に入ってしまった。ここからは、着陸完了まで殆ど中断状態である。だから、結局、「君の名は」の最後のクライマックスは見ることが出来なかった。残念！　台湾〜福岡間は、映画１本見る時間も掛からない距離だと言うことである。ちなみに、機内食の夕食は、映画に集中しながら食べたので、何処に入ったのか分からない（笑）。
福岡空港での入国手続は簡単に終わった。ただ、酒肴のビーフジャーキーが残っていたので、持ち込みはＮＧだと思い、検疫カウンターに入る前にゴミ箱を見つけて棄てた。空港からはタクシーで実家まで兄夫婦に送って貰い５日間の旅を無事終えることが出来た。
旅行している最中は、時間があっと言う間に過ぎて行った様な感覚であったが、今、こうして紀行文に纏めるために記憶を辿ってみると、色んなことがあり、本当に中身の濃い旅であったとつくづく思った次第である。
（おわり）

２０　台湾桃園国際空港の免税店で買ったカミサンの財布　　
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