【記事】御用学者 2015/11/25

【記事】御用学者 2015/11/25
 本当にどうしようもない方々ですなあ。昔、会社で車通勤従業員向けの交通安全集会があったのだが、ゲストで来られていた沼津警察署交通課の警察官の方が、多分冗談で言われたのだと思うが、こんな話をされた。「交差点での一番理想的な道路状況とはどんな状況だと思いますか?」と。殆どの人は、「それは渋滞や事故がなくスムーズに車が流れる状況」だと考えると思うのだが、その警察官が説明した正解は、「それは、車が1台も走っていない交差点です。」であった。三橋貴明さんが問題にしている御用学者の姿勢&財務省の姿勢は、まさにコレと同じである。「如何にして国民のための生活保障制度をベストな状態にしていくか」と言う発想ではなく、「如何にして金を使わない生活保障制度にしていくか」である。その究極は生活保障制度の全廃(車が1台も走っていない状態)であることは間違いない。こういう発想で経済(=経世済民=世を經(おさ)め、民を濟(すく)う)政策を進めていると、発展途上国、原始時代に逆戻りするのは必定である。