東京散歩(2015年7月)
2015年07月31日(金) 晴れ
7月も本日が最後の日。毎年、ここからが早い。8月に入り福岡に帰省、戻って来たら少し涼しくなり9月。知らないうちに肌寒くなり長袖になると日大通りの銀杏並木が色づき始める。秋である。そうこうするうちに、空気が張りつめて来て富士山が綺麗に見える日が増えて来る。やがて日本中がクリスマスモードに入って行く。そして年末、正月。こんな感じで正月までが瞬く間に過ぎてゆく。長く感じるのは、重苦しい1月〜3月である。
ちょっと、前置きが長くなったが、本日は、今週初めに1泊2日で行って来た東京小旅行の話をする。事の発端はスタンフォード大学フーヴァー研究所教授・西鋭夫(にしとしお)先生の講演会を聴きに行くことであった。まあ、私が一人で東京に行って講演を聴いて帰ってくれば済む話だったのであるが、講演会が26日(日)の17:00〜19:00と言う事だったので、単に日曜の午後に出かけて新幹線で三島〜東京を往復してくるだけと言うのも勿体ないと思い、ついでに6月に大崎(品川区)の高層マンションに引っ越した長男の部屋を見て来ようかと思って午前中から夫婦で東京に行くことにしたのである。そこで、このマンションには安く泊まれるゲストルームがあると聞いていたのを思い出し、折角だから1泊して来ることにし長男に予約を取って貰ったのだが、新築マンションと言う事で物見遊山の客が多くて予約が取れず、それではと講演会会場である東京ビッグサイトに一番近い有明ワシントンホテルを予約した訳で、講演会のあとに息子と夕食を一緒に食べようと言うことになり、翌日すぐに三島に戻るのも芸が無いので、兼ねてから買物を積んで帰れるように車で行ってみたいと思っていたIKEA立川(家具屋)に行こうと言う話になり、新幹線ではなく車で1泊2日の東京小旅行をすることになった次第である。
日曜日の10:30、車で三島の自宅を出発。宿泊先の有明ワシントンホテルは14:00からチェックインできるので、途中、東名高速の海老名SAでランチを取ってから有明に向かう予定にしていたのだが、車の中ではカミサンと安部政権の経済政策の話が盛り上がり、私が喋りまくっているうちに、何と、海老名SAの入口を通過してしまったのである。高速道なのでバックする訳にも行かず、やむなく、お台場まで行ってからランチを取ることに。東名高速から首都高3号渋谷線、谷町JCT経由で首都高都心環状線、浜崎橋JCT経由で首都高速1号羽田線、芝浦JCT経由で首都高11号台場線と走ってレインボーブリッジを渡り、台場ICで首都高を下りる。予定外だったので下調べもしてなかったが、取りあえず以前に車で来たことのあるヴィーナスフォートに入った。十数年振りの来訪である。ランチのあと時間調整のために館内を散策してから有明ワシントンホテルへ。
チェックインして部屋に荷物を置いたあと、早速、息子との待ち合わせ場所であるJR大崎駅に向かう。ちょうどホテルの裏手にあるりんかい線の国際展示場駅から電車に乗ると15分足らずで大崎駅に着く。私は、りんかい線はJRだと思い込んでいたのだが、JR大崎駅とJR新木場駅の間を走ってはいるものの東京臨海高速鉄道というJRとは別の会社の路線であることを今回初めて知った。息子とは3時に南口改札前で待ち合わせる予定であったが、早く着いたので早めに来て貰い、後から来る娘は後を追って貰うことにした。改札口から息子の会社のオフィスが入っているビル・ゲートシティ大崎までは立体遊歩道で繋がっていて徒歩1分、そこから徒歩5分のところに息子の賃貸ルームが入っている高層マンション「パークシティ大崎ザ タワー」がある。部屋の中を一通り見せて貰ったあと屋上へ。屋上からは東京の街が360度見渡せて抜群の景観である。アルコールは駄目なのだそうであるが、各所に長椅子が配置されていて寛ぎの空間としては最高であった。私は講演会があるので、カミサン、娘、息子を残し4時前にはマンションを出た。夕食は、当初はお台場のイタリアンを考えていたのだが、この日はあいにく貸切だったので天王洲アイルに変更。20:00に天王洲アイル駅で落ち合うことにした。
開演の40分前には会場である東京ビッグサイト国際会議場に到着。前から半分の座席は既に結構な数の人で埋まっていた。講演は「平成占領70年」というテーマであったが、講演内容については、別途、時間があれば纏めてアップしたいと思う。
講演は予定より30分ほどオーバーして終了。ホテルに寄って荷物を置いた後、りんかい線で天王洲アイルに向かう。お店はTVのトレンディードラマでも良く使われている天王洲運河沿いの「TYハーバー ブルワリー」。まずは、何種類かのビールを味わう。そのうちに仕事を終えて駆け付けてきた息子の彼女が到着して宴は更に盛り上がった。
翌朝、ホテルのレストランでバイキングの朝食を取ったが、周りから聞こえてくるのは中国語ばかり。上海バブルが崩壊したとは言え、中国人観光客はまだまだ多そうである。09:30にホテルを出発し首都高湾岸線から9号深川線経由で立川を目指す。ところが都心に近づくにつれて渋滞ぎみとなり、ノロノロ運転となったところでカーナビの分岐案内を見間違えてしまった。300m先の分岐案内だったのをすぐに分岐すると思い込んでしまい、左に分岐したら出口に出てしまった。仕方無いのでカーナビの案内のままに都内の一般道を走り、再度首都高速に乗ったら都心環状線であった。千鳥ヶ淵の先のトンネル内で4号新宿線に分岐したあと大渋滞にはまってしまった。全く動かない状態が30〜40分続いたと思うが、どうやら高井戸近辺で発生した事故が原因の渋滞であったらしい。高井戸から中央自動車道に入るとスムーズな流れに戻り、すぐに国立府中ICまで到達してICを下りる。一般道は比較的スムーズに流れていたのだが、立川市街が近くなるにつれて渋滞が発生。目的地であるIKEA立川に着いたのは11時半であった。有明から2時間掛かったことになる。
イケアの家具には夢がある。色々と目を奪われる商品がある。しかも安い。イケア立川での買物の方法は少し変わっている。小物はその場でカートに入れるのだが、大きな家具の場合は商品番号をメモしておいて後から倉庫フロアに移動して自分で棚から商品をピックアップするのである。私はメモするのが面倒なので、スマフォで写真を撮ることで代用した。今回は色々と掘り出し物を買って来たが、その中でもロッキングチェアーが比較的安かったので、茶の間でテレビを見る時に使っている座椅子の後継品として買うことにした。実は、ロッキングチェアーは自宅に既に1脚あったのだが、この時は何故か、あるものを使えば良いという発想が湧かなかった。思考スイッチが買いたいモードに入ってしまっていたのかも知れない。(笑) 買う物を全部決めたあとは倉庫フロアに移動し、検索パソコンに商品の品番を入力して置いてある棚番号と段数を調べる。最初は1品ずつ検索して棚の所に行ってピックアップすれば良いと単純に思っていたのだが、それだと、該当する棚への移動に無駄が出ることに気づき、最初に買った全商品を検索して棚番号を全部調べてから、次に各棚の位置を考えて移動距離が最短になる様にピックアップする順番を決めることにした。ピックアップした商品は台車に載せてレジまで持って行くのである。レジを済ませた時には既に2時半近くになっており、夕方の6時頃には商談を済ませた息子が三島駅に来るのを迎えに行く必要があったので、ランチを取る暇もなく そのままイケアを出発。
国立府中ICから中央自動車道に乗り、八王子JCTで圏央道に分岐して東名高速の海老名JCTに進むルートをカーナビが案内してくれると思い込んでいたのだが、案内どおりに進むうちに、別のルートを案内していることが分かった。まあ、カーナビの方が最短ルートを案内しているのだろうと思い、言われる通りに一般道を走る。結局、中央自動車道には乗らず、一般道を日野市街、八王子バイパスと進み、相模原愛川ICで圏央道に乗った。その後暫くはスムーズに流れたのだが、海老名JCTの直前に来て事故発生箇所に遭遇。大型トラックと乗用車2台の衝突の様であったが、同一方向に進む車線での車同士の衝突なので、恐らく追突を契機に3台の車が接触したものと思われる。発生したばかりの様であり、パトカーも未だ到着しておらず、道路脇には男性が苦痛の顔で座り込んでいるのが見えた。事故現場を徐行して通過したあと、海老名JCTで東名高速に分岐してからは渋滞もなく裾野ICまで戻って来た。途中で息子から17:23に三島駅に着くという連絡が入ったが、さすがに間に合いそうになかったので駅で少し待って貰う様に伝えた。
17:40頃に三島駅に到着し息子を拾って自宅に戻る。荷物を降ろしたあと車を息子に貸した。これから御殿場に向う息子に、「くれぐれも注意すること。特に後部に注意。」と伝えたのは言うまでも無い。何しろ、前回の時に御殿場で同じ車の後部を擦って帰ってきたのだから。(笑)
1 お台場ヴィーナスフォートでランチ
10 壁を流れ落ちる水。右側にはコンシェルジュが待機しているカウンターがある。
12 オープンから2ヶ月経っても、まだ入居者の引っ越しが続いているため、エレベーターには養生が施されている
25 転居前のアパートも見える。赤い点線の楕円で囲んだ家。家賃はこちらの数分の一
26 息子の会社オフィスがあるゲートシティ大崎
32 講演会会場の東京ビッグサイト国際会議場
36 T.Y.HARBOR BREWERY(天王洲アイル)
43 誕生日のプレゼントは歌舞伎のチケット(新幹線切符付き)
・
・