長いこと、ご苦労さんでした。パジェロ君。


長いこと、ご苦労さんでした。パジェロ君。
作成:2019年11月12日(火) 晴れ
 
2000年1月、富士通沼津工場までの通勤に使っていた日産パルサーのクラッチが擦り減って来たのか、いよいよクラッチの効きが悪くなり、そろそろ車の買い換え時がやって来た。
このパルサーを買ったのは、1994年5月17日朝の通勤時に、東名高速道の上に架かる連絡道から飛び出してきた車に横からブツケられ、前の車(白の日産マーチ)がオジャンになったために買い直した時であるから、5年半くらい乗ったことになる。
 
因みに、この時の車の事故は、初めての事故ではなく2回目である。1回目の事故は、1989年4月23日(日)。ちょうどカミサンの母方の実家の墓参りに行く途中だった。初めて通る道だったのだが、道の左側の家の生け垣が続いている箇所を通過中に右手に小学校が見えたため、右手の脇道からの子供の飛び出しに気をつけて徐行しながら通過している時に左からブツケられたのである。上に書いた2回目の事故は、相手方が徹夜明けの睡眠不足状態で注意力散漫になって飛び出したのが原因だったが、この1回目の事故は、完全に私の方のミスであった。
 
と言うのは、左側は民家の生け垣が続いていたので生け垣の先に左から交差する道があるのが見えず、そこに右側に小学校と手前の脇道が見えたものだから、小学校手前の交差点は右から交差するT字路だと思い込んでしまったのでる。そして、右手の脇道からの子供の飛び出しを注意しながら交差点を通過したものだから、思いもよらず左から来た車がこちらの車の後方にブツカッた時には、私には何事が起こったのか全く分からず、落雷にでも遭ったのかと思ってしまった。
実際には、現場はT字路ではなく十字路であり、先方の車が走る道の方が若干広かった(主道だった)のだから、十字路だと気づかず、従って一旦停止という発想すら頭に浮かばなかった私の完全ミスであった。
この時も車は日産マーチだった。但し、色は紺。だから、暗い色は縁起が悪いと思い、次に買う時には同じ日産マーチだったが白にした。それが上に書いた2度目の事故の時の車である。
 
話を戻すが、2000年が明けて、パルサーの調子も悪くなってきたため、思い切って車を買い換える事にした。そして次に選んだのが三菱のパジェロミニ(白)だったのである。三菱のディーラまで行く時に、パルサーのクラッチの効きが悪いのを騙し騙し運転して行ったのを憶えている(笑)。
購入日は、1月30日(日)。ディーラー側も年度内の最後の追い込み時期だった様なので、即日で買うからマケろと交渉して、店長のOKを貰ってかなりの値引額で買った。それが、今乗っているパジェロミニである。20世紀最後の年に買って、19年+9.5ヶ月乗った訳である。いやあ、良く乗りましたネェ。
 
そのパジェロミニも、数年前からは冬場の寒い日にはエンジンの音がウィ〜ンという様になり、かなり暖気運転してからでないと正常なエンジン音にならなくなってしまった。それでも、騙し騙し運転して使い続け、ちょうど今年の1月に何度目かの車検を通した時に、どうやら、今年の冬が最後の冬かナァと覚悟したものである。
そして、11月。いよいよ気温が低くなり始め、あのウィ〜ンというエンジン音の季節がやってきた(笑)。
 
潮時である。カミサンと相談して、今入っているガソリンが無くなったら廃車にしようと決めた。
 
そして、先週の金曜日、久しぶりにパジェロを運転して床屋に行って来た。そして、床屋から戻って自宅の車庫に入れようとした時、バックしながら入れている途中でエンジンが停止してしまった。まあ、エンジンを掛け直したら掛かるのだが、また停止する状態を繰り返す様な感じになってしまった。パジェロの方も、最後のお勤めとばかりに、最後に私が運転する日を待っていたかの様である。
 
部屋に入り、早速、ネットで廃車処理を代行してくれる会社を探す。5年前にエスティマを廃車処分にした際には、幾らか費用を取られたと思うので、今回も、多少の費用は覚悟していたのだが、数日前にネットで世の中の事情を調べた際に、廃車代行業者がとても多かった事、更には、廃車する車の条件に依っては買取料金まで支払ってくれる業者があるなど、廃車代行サービスというものが結構ビジネスになっている事が分かった。20年前の車でも、故障して動かない車でもOKなんだそうである。日本車は、手直しして海外に運んで売れば、結構売れるんだそうである。
ネットに出ている会社に電話した所、車検証に書かれている情報を幾つか聞かれたあと、商談成立。1週間後に車を引き取りに来てくれて、廃車手続きの代行までやってくれるそうである。当方で準備するものは車検証と認印だけ。勿論、手数料は0円である。おまけに、我が家のパジェロの場合、買取料金1万円を支払ってくれるらしい。普通車の場合なら、自賠責保険料についても、年一括払いしていた場合は翌年4月までの残月分が返金されるらしい。パジェロミニは軽自動車なので、元々、自賠責保険は年払いしかなく、従って、「残月」という考え方がないので保険料の払い戻しも無いが。いずれにしても、任意自動車保険の方は、年一括払いしていれば残月分は返金される筈である。さすがに、この手続きは自分でしないといけないが。
 
まあ、このパジェロミニは、長い間、良く頑張ってくれて感謝々々である。
 
いつもパジェロミニを使っていたカミサンは、先週の金曜日からは、もう一台の車・エスティマを使うしかなくなり、小回りが効かないので運転し辛いとボヤいている。
あと10年したら私も後期高齢者の仲間入りであり、その頃には、運転免許証の返上も視野に入ってくるだろうから、もうパジェロミニの後継車を買うつもりはなく、来週からは、我が家も車1台の生活が始まる。ホコリを被っているチャリンコでも復活させるか(笑)。
 
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1 買った年(2000年8月)のパジェロミニ
 
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2 東京から帰ったら三島は大雪であり、自宅前の坂道で動けなくなったパジェロ(2014/2/8)
 
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3 廃車を待つパジェロ(今朝)
 
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