久々の浅草


久々の浅草
2019年10月7日(月) くもり
 
昨日、久しぶりに夫婦で浅草に行ってきた。2012年4月のバスツアー以来だから、7年半ぶりである。
 
実は、7月に「三島〜東京区間」の新幹線回数券を買っておいたのだが、9月に予定していた計画(羽田経由の空路での帰省)が無くなったため、その分の回数券4枚(夫婦✕往復)が余ってしまい、今月22日で期限切れとなってしまうため、急遽、東京散策をすることにしたのである。
とは言え、東京には何度も行っているし、東京23区のめぼしいスポットは全て踏破(ウォーキング)したし で、今回は何処を訪ねよかと悩んだのだが、そこで思い出したのが、浅草にある「大黒屋」の天丼である(笑)。ごま油で揚げた天麩羅が美味いのである。
 
三島を出る時には青空の秋晴れであったのだが、新幹線が箱根を越えて小田原を過ぎた辺りから雲が増えてきて、新横浜の手前から遂に雨が降り出してしまった。勿論、傘など持参して来ていない。
 
電車が東京に近づいて来たので、浅草までの移動コースを頭に浮かべたのだが、全く浮かんで来ない。何とまあ、記憶力の急激な低下がここで顕在化してしまった。あれほど歩き回った都区内、十数年のあいだ毎日通勤していた首都圏なのにである。
仕方がないので、スマホで地下鉄路線図を表示させて、東京駅と浅草駅を結ぶコースを調べたところ、直通の地下鉄がなく、銀座線で浅草まで行くには、丸ノ内線で銀座まで出るしか無い事が分かった。
とにかく、丸ノ内線の地下駅に向かうべく東京駅構内を歩いていたら、上野から浅草までが近かった事を思い出し、取り敢えずJRで上野まで進むことにした。山手線の車内で再度スマホを調べたところ、銀座線に上野駅がある事を確認。これで一安心である。
 
上野から銀座線で浅草に行き、地上に出てみると、やはり雨が降っていた。横断歩道の先にコンビニが目に入ったので、傘を買うことにした。コンビニで売っている白い柄のビニール傘と言ったら100円というイメージだったのだが、何と、1本600円弱のお値段であったのにはビックリ。三島の片田舎に引き込んで6年ちょっと経つうちに、世の中変わってしまったものである。浦島太郎の心境か(笑)。 まあ、傘の方も、昔の手動で開くタイプではなくボタン一つで開くジャンプ傘タイプに進化していたので、価格が上がったのも頷けるが。
やはり、世の中が贅沢になった(無理やり世の中を贅沢にした)と言うことか。こうでもしないと、GDPの4倍まで膨れ上がった信用通貨(過剰な信用創造で発行し過ぎた通貨)の発行量を経済で回して行けないのだろう。
落合莞爾先生が、前日に「ここまで膨れ上がってしまっては、一旦、金融崩壊するしか無いだろう。さてさて、どの方面から壊れ始めるか?」と発言されていたが、まさに、金融崩壊は近いと私も思っている。早ければ、年内からドミノ倒しが始まる??
 
仲見世通りを横切って「大黒屋」の別館の前に来てみると、開店は11時であり、開店の10分前なのに待っている人は一人だけであった。雨模様の影響なのか、それとも、時代とともに人気が落ちてしまったのか・・・・。向かいのもんじゃ焼きの店の前に長蛇の列が出来ていたのとは対照的であった。
 
店内に入り、二階の席に案内されると早速 天丼を注文した。待っている時にテーブルに置いてある「お品書き」が目に入り、「ドリンク」欄に日本酒がある事が分かった。これは注文しない訳には行かない。呼び出しベルが置いてなかったので、厨房近くまで行ってお酒を注文した(笑)。
 
出てきた日本酒は「澤乃井」であった。奥多摩の方まで入った青梅線の沿線にある蔵元の酒である。私は蔵元までは行った事はないが、現役時代の会社の同僚が良く蔵元に行った話をしていたし、私も飲んだ事はある。
(本当に偶然だが、先程アップした「今日の一枚」の写真の御嶽渓谷は、澤乃井の蔵元の場所から少し奥に入ったところである)
 
天丼は美味かった。お酒も美味かった。両方ともアッという間に無くなった(笑)。満足!!
 
浅草の次は何処に行こうかと考えたが、余り思い浮かばない。初孫の奏穂ちゃんのところに寄って顔を見たかったのだが、あいにく息子と予定が合わなかったので今回は見送ったし、取り敢えず、銀座線の途中駅である「三越前」で下車して久しぶりの三越本店を散策する事にした。
 
「三越前」で電車を降りたら、「コレド室町」という店(多分、ショッピングモール)が目に入った。初めて見る店である。ちょっと、お茶の店に入ってみたが、気を引く商品が全くない。これで、商売が成り立つんだろうかと思いつつ、傍の本屋さんに入って「東京23区」の地図本を買う。
 
街の達人 東京23区」というコンパクトな本。この本は、私が東京23区を踏破した際に携帯した必需品の本であり、既に10冊近く買っている。東京という街は、今でも新しい道がどんどん出来ているので、数年おきに新版を買いたくなるのである。
買った本には、最初に必ず、区境界の境界線を目立つ色のマジックで上書きして何区を見ているのかがすぐに分かる様にし、これまでに歩いた道を赤のマジックで上書きするのである。歩いた道の上を赤マジックでナゾッていると、歩いた時の光景などが記憶に蘇り、これがまた楽しいのである(笑)。
縮尺の大きいページは、何と、全ページに赤マジックが付いている。どのページも何処かしら歩いていると言う事である。いやあ、良く歩きました。
 
で、レジで会計をした時に気づいてしまった。Suicaで払ったのだが、Suica残額が1万円を越えていたのである。やってしまいました。
 
実は、私が持っているSuica付きクレジットカードは、BICカメラのクレジットカードなのだが、このBICカードは、1契約年内で1回でもカードで買物をすれば、その契約年のカード年会費が無料になるのである。
私の場合、BICカードはSuica専用のクレジットカードであり、Suicaのために作ったクレジットカードである。だから、BICカード利用はSuicaチャージのみである。Suicaチャージを年に1回以上はしているので、年会費は毎年無料になる。
Suicaの場合、クレジットカード払いでチャージする方法は2つある。一つはオートチャージと言って、駅の改札を通過する時に、Suica残額が、あらかじめ設定してある残額を切った場合に、設定してあるチャージ額分が自動でチャージされ、チャージ額がクレジットカードから引き落とされるのである。もう一つの方法は、パソコンからのチャージである。パソコンにカードリーダという周辺機器を付ければ、JR東日本のSuicaインターネットサービスにログインして、チャージ額をパソコンから入力する事でカードリーダに載せたSuicaカードにチャージ出来るのである。
私の場合、JR東海エリアである三島に住んでいるため、オートチャージは、東京に出て電車に乗った場合で、かつ、その時にSuica残額がオートチャージ設定額を下回っていた場合にし実行されず、従って、殆どの場合はパソコンからのチャージの方を使っていた。
ところが、このほどJR東日本が、パソコンからのSuicaチャージサービスを終了すると発表したのである。そうなると、わざわざ東京まで出ない限りクレジットカード払いのチャージが出来なくなる訳であり、そんな無駄なことは出来ないので、結果的に、Suicaのためだけに作ったクレジットカードの年会費を支払わなければならなくなるのである。
 
そこで思案した結果、Suica付きクレジットカードを、条件付き年会費無料のBICカードから、ポイント率は少し下がるが無条件年会費無料のイオンカードに切り替える事にしたのである。
そうなると、BICカードのSuica残額を現契約年内に使い切らないとBICカードを解約した際にSuica残額が無駄になってしまうし、カード解約しなければ翌年の年会費を取られるしで、どの道、無駄な出費となってしまうのである。
そこで、現契約年内にSuica残額を消費してしまってからカード解約しようと思っていたのだが、昨日、東京に出た際に、JR東日本管内にしか設置されていない「VIEW ALTTE」でオートチャージ設定の解除操作をするのを忘れてしまい、そのまま銀座線に乗車したために、改札通過時にオートチャージ設定額の1万円がチャージされてしまったのである。残されたカード現契約年の最終月までに、1万円を超えるSuica残額(夫婦のBIC-Suicaカード残額合計で2.7万円)を買い物で使い切るしかなくなってしまった(笑)。
 
さてさて、三島近辺でSuica支払いが出来る店って、どのくらい在るのだろうか? コンビニ、イオン、イトーヨーカドー、ガスト、KFC、CoCo壱番屋、すき家、コメダ珈琲、バーミヤン、マクドナルド、ミスド、モスバーガー、吉野家、リンガーハット、ロイヤルホスト、welcia、コナカ、ブックオフ、洋服の青山、ヤマト運輸、ENEOS、・・・。
 
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1 大黒屋 別館
 
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2 注文した清酒「澤乃井」
 
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3 カミさんが注文した天丼(海老、かき揚げ、キス) 1,550円
 
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4 私が注文した天丼(海老2本、かき揚げ) 1,750円