山形旅行(2019/2)


山形旅行(2019年2月)
2019年2月13日(水) 晴れ
   
阪急交通社(静岡支店)が企画したツアーに参加して、2泊3日の山形旅行をしてきた。
 

日付 2月11日(
旅程 三島駅〜(東海道新幹線 こだま706)〜東京駅〜(東北新幹線 やまびこ129)〜福島駅〜(バス)〜物産館「ぐっと山形山形蔵王(樹氷観光)〜かみのやま温泉(宿)
宿泊先 かみのやま温泉 「日本の宿 古窯

 

日付 2月12日(火)
旅程 宿〜(バス)〜文翔館最上川舟下り〜銀山温泉(宿)
宿泊先 銀山温泉 「仙峡の宿 銀山荘

 

日付 2月13日(水)
旅程 宿〜(バス)〜上杉神社大内宿〜新白河駅〜(東北新幹線 なすの280)〜東京駅〜(東海道新幹線 こだま685)〜三島駅


旅行に先立ち、愛犬マメちゃんはペットホテルに滞在する事になる。今回の旅行は、出発時刻が早く帰宅時刻が遅いため、マメちゃんのお泊りは旅行前後の一両日(前泊、後泊)が加わり、4泊5日のペットホテル滞在となる。
自宅内(1階〜2階)を自在に動き回る生活から狭いケージ内の生活になるマメちゃんには可愛そうではあるが、まあ致し方ない。
 
【2月11日()】
■自宅〜福島駅(東北新幹線)
 
7時に三島の自宅をタクシーで出発。乗車する新幹線は三島7:35発のこだま706号である。東海道新幹線の区間はグリーン車を使うというのが今回のツアー企画の目玉の一つである。
 
ツアー参加者は静岡県内各地からの方々であり、一番遠い方は浜松からの参加であった。最初の新幹線の団体切符だけは事前に自宅に郵送されていたため、参加者各自が各々の最寄りの駅から新幹線に乗り込み、車内で阪急交通社の添乗員さんとご対面という段取りである。添乗員さんは静岡駅からの乗車だそうである。
 
昼食は、オプションの弁当が案内されていたが、ウチは東京駅のエキナカで調達しようと思っていたので弁当は注文せず。ところが、車内で添乗員さんに確認したところ、団体切符なので新幹線エリアから外には出られないとの事で、エキナカ(在来線エリア)にも行けないらしい。どうしてもと言うのであれば、改札で駅員にお願いして出られる様にすると添乗員さんから言われたが、団体行動を乱して添乗員さんに気を揉ませるのも憚られたため、エキナカに出ての買い物は止めて東北新幹線のホームで調達する事にした。
東海道新幹線エリアから東北新幹線エリアに入る連絡改札があるのは知っていたが、冷静に考えてみたら、この連絡改札は両エリア直結の連絡改札口なのであるから、在来線エリアを経由しないのは当然なのである。添乗員さんがエキナカでは買い物出来ないと言う意味がようやく分かった(笑)。
 
「やまびこ」に乗車すると、ホームで買った缶ビールとおつまみ、それに持参した日本酒、赤ワインとおつまみを早速開けて酒盛りの開始である。
そうこうするうちに、電車は福島駅に到着した。
 
■福島駅〜山形蔵王
 
福島駅で追加のビールを調達して待っていたバスに乗り込む。
昼食は、このバス内で取る事になっていたが、我々夫婦は新幹線内から既に飲食モードに入っているため、まあ飲みっ放し状態である(笑)。バスツアーに参加した時も、ウチは、だいたいこういう感じである。行楽が目的なのか飲むのが目的なのか、どっちかと言えば後者?(笑)
 
最近開通したという長いトンネル(東北中央自動車道の栗子トンネル(約9km)かな?)を抜けると山形県である。雪景色であった。
山形市に入り、山形県観光物産館「ぐっと山形」でトイレ休憩&買い物タイムである。
 
「ぐっと山形」を出発したバスは、登りの山道に入り、山形蔵王を目指す。この日は、この辺りの今の時期としては珍しい青空の天候だそうであり、蔵王の山も綺麗に見える。この分ならば、蔵王名物の樹氷もバッチリ見られるかも知れないとの事であった。
 
蔵王ロープウェイの乗り場に到着すると、早速、待ち行列の末尾に並ぶ。3連休最後の日とあって、長蛇の列が出来ており、1時間近く並んだ。
並んでいる時に辺りを見ていると、何となく過去に見た事がある様な雰囲気を感じた。そう言えば、昔、家族で訪れた二度目の蔵王の時の感じがこんな雰囲気であった。あの時、昼食を取ったレストランの記憶がかすかに残っているが、似たような建物も見える。
そこで、あの時に入った町営露天風呂の事を思い出し、ガイドさんに「この辺りに町営の露天風呂がありますか?」と尋ねたところ、すぐ近くにあるとの返事が返って来た。「通路から、女風呂の中は見えないけど男風呂の中は丸見えですよねえ?」と続けて聞くと、笑いながらガイドさんがそうだと応えた。やはり、ここはあの時の場所だった様である。あの時に注目していた蔵王の観光スポットは「お釜」であり、当時は、樹氷と言うのは、今ほど世間では騒がれていなかった様に思う。だから、あの時(1994/10)もロープウェイはスキー客用のものだと思って気にもしていなかったのだが、まさか、そのロープウェイで樹氷を見に来ることになるとは、不思議な縁である。
 
1994/10に蔵王に訪れた時の記事はコチラ
 再び蔵王へ(1994年10月)
 
ロープウェイを乗り継ぎ、樹氷高原駅で下車すると、青空に映える樹氷の森が素晴らしかった。
 
ロープウェイで下界に降りてくると、駐車場近くのお土産店で名物の玉こんにゃくを戴く。これもツアー企画の一つである(笑)。
 
前回訪れた時も玉こんにゃくを食べたが、素朴な料理(?)なのに美味い!
 
■山形蔵王〜かみのやま温泉
 
蔵王を出発したバスは、本日のお宿である「かみのやま温泉 日本の宿 古窯」へ。距離的には大したことはない。
 
今回のツアーでは、2泊とも夕方の4時にはホテルにチェックインして、ゆっくりと温泉に入りながら寛げるという趣向である。
 
この古窯というホテルは、実は、TVの旅番組で元NHKニュースキャスターの草野仁さんが絶賛していたホテルであり、草野さんが毎年一度は訪れると言われていたので、是非とも行ってみたいホテルの一つだったのである。それが今回実現した訳である。
 
ホテルは山の斜面に建っており、ホテルまでの道幅も大型バスがギリギリ入れるくらいの狭い道幅である。以前にグーグルマップで調べた事があるが、その時も、余りにも細い道だったのでグーグルマップのトレースを間違ったのカモと思ったものである。
 
我々夫婦の部屋は、5階であった。3連休の最終日という事で宿泊客は多くなかった。
大浴場は、1階と8階にあり、正午で男女入れ替え制になっている。どちらも広い浴室であり、気持ちよく寛げた。私は気が付かなかったが、カミさん曰く、シャンプーは何種類も用意されており、好みや相性に合わせて選べる様になっていたらしい。
 
料理は美味しかったし、部屋は広くゆったりとしていたし、小物(針と糸、爪切りなど)もさり気なく置かれてあって、本当に心遣いの行き届いたホテルであった。
 
写真はコチラ➪ 【写真集】山形旅行(2019/2) (1)往路~蔵王樹氷~古窯
 
【2月12日(火)】
■宿〜文翔館
 
我が家の宿泊した時の恒例であるが、一日の始まりは朝風呂である。古窯での温泉入浴開始時刻は午前4時。4時過ぎに1階の大浴場で古窯での最後の温泉に浸かる。この時間でも数人の客が入っていた。
 
朝食時間は7時〜9時、バイキング形式であった。我が家の朝食時間はだいたい5時〜6時なので、欲を言えば6時から食べられれば、食後にもっと寛ぐことが出来たのにと思う。例えば、出発前にもう一度温泉に浸かるとか(笑)。
料理の中に「だし」と呼ばれる小鉢が並んでいたので、取って食してみた。見た目は刻んだ青菜の漬物の様に見えたが、食べてみるとこれが美味! 胡瓜や他の漬物を細かく刻んで和えたもので、味が付いていた。後にバスガイドさんが説明してくれたのだが、「だし」と言うのは山形の郷土料理なのだそうである。
 
9時にホテルを出発したバスは、山形市内にある文翔館という観光スポットに向かった。昔の山形県庁だった建物である。現在の県庁舎は郊外に移転したとか。
市内を走っていると雪が舞い出した。それにしても、山形市は県庁所在地の都市なのに、ビルが全くなくて、三島市と対して変わらないナァと思ってしまったのだが、文翔館が近づくにつれてビルも多くなり、道幅も広くなって来た(笑)。
 
文翔館では、ボランティアのガイドさんが説明をしてくれたのだが、この建物は日本国内でもかなり古いと力説されていた。初代の山形県知事は、元薩摩藩士だった三島通庸(みちつね)と言う人で、戊辰戦争の際に米沢藩(山形)が幕府方に着いていたために薩摩藩出身(官軍側)の三島県知事から厳しく扱われたと言うような話がされていた。
それから、現在放映中のNHK大河ドラマ「いだてん」に出て来る三島弥彦の父親が三島通庸だという説明もされていた。しかしながら、何しろ我が家は、「いだてん」を数回見たあと、余りにも面白くなくて見るのを止めてしまったので、ガイドさんの説明に着いて行けなかった(笑)。
正直、宮藤官九郎さんに大河ドラマは無理でしょう。ビートたけしの出演もネェ・・・。
 
■最上川舟下り
 
文翔館を出発したバスは北へと進む。
そのうちに、辺りの雪景色が徐々に重々しくなり、豪雪地帯とでも言うのか、道の両側の雪の高さがバスの屋根の高さあたりまで高くなって来た。同じ山形でもこれだけ降雪量が違うと言うことである。
 
車内では、ガイドさんが山形にちなんだ民謡を何曲か披露してくれたのだが、声が綺麗だしコブシが効いているしで、これはもう絶品の唄であった。御本人は謙遜して、「私のは自己流で正調じゃないから、あとで、船頭さんから本物の唄を聞いて下さい」などと言ってたが、正直、船頭さんの唄などよりもバスガイドさんの方が数倍レベルが高い唄だったと私は思う。バスの中で録音してなかったのが本当に悔やまれた(笑)。
 
途中の道の駅でトイレ休憩したあと、バスは更に進み、そのうちに最上川沿いの道に出て、しばらく走ると舟下りの乗り場である「戸澤藩船番所」という所に到着。
ここで、船上で飲むアルコールと酒肴の調達である。持ち込みは自由とのこと。やはり屋形船には日本酒が合いそうなのでワンカップ酒を2本買い込んだ。
 
靴を脱いで船に乗り込むと、中は炬燵になっていた。どうやら支那人の観光客が間違って乗船してしまったらしく、船頭さん(女性)が、英語で説明して下船して貰った。そのあと、「いきなり山形なまりの英語を聞かしちまって申し訳ありませんでした。」と笑いながら船頭さんが言っていた。この船頭さんの山形弁のガイドもとても面白くて、あっと言う間のひと時であった。
ちなみに、あとでバスガイドさんに聞いたところでは、女性の船頭さんは1〜2名しかいないらしく、「ラッキーでしたね」と言われた。
船の中からは、滝や氷柱、神社、「おしん」のロケ地となったポイントなどが見え、約1時間の舟下りのあとに舟下りの終着点に到着した。
 
[船頭さん(女性)の唄] 
 花笠音頭
 真室川音頭
 最上川舟唄
 最上川舟唄(英語バージョン)
 
下船場は「川の駅・最上峡くさなぎ」と直結しており、ここで遅めのランチを取る。
 
ちなみに、最上川は、上流から下流まで一つの県内に収まる川としては、日本一長い川だそうである。但し、あくまでも一つの「県内」に収まる川であるから、「道内」(つまり、北海道)は対象外との事(笑)。
 
この日の観光は最上川舟下りで終わりである。バスは、最上川横の道を走って上流に遡り、今夜の宿泊地である銀山温泉へ。
 
■銀山温泉
 
道を進むに連れて降雪量はさらに増え、細い雪深い道を登っていったところに銀山温泉がある。
今宵の宿は、銀山温泉のガス灯で有名な旅館街の少し手前にある銀山荘である。温泉街には、下り坂を5分ほど歩けば行ける場所である。
 
宿には4時頃に到着した。まだ明るい時間である。銀山荘は4階が玄関・ロビーになっており、下の階に客室がある。我々の部屋は3階であった。
荷物を置いて、早速、温泉街に出掛けた。ロビーでコートと長靴を貸して貰えるので、部屋からはスリッパで出掛けられる。コートは自前のものを着用し、長靴だけ貸して貰って出た。下り坂なので滑るだろうなと予想していたのだが、長靴を履くと全くと言って良いほど滑らず、意外と気軽に温泉街まで行けた。
 
本来なら、暗くなってガス灯が灯る時間帯に行きたかったのだが、6:20からの夕食には遅れない様にお願いしますと添乗員さんから言われていたので諦めるしかなかった。明るい時間の温泉街も情緒があり、沢山の写真を撮って来た。
 
ホテルに戻ると、まずは温泉である。1階にある大浴場は、男湯と女湯が隣り合わせになっているので、多分、同じ様な造りと思われ、時間帯での男女入れ替え制にはなっていなかった。
お風呂は、前日の古窯に比べたら小さい浴室であったが、内風呂、露天風呂、露天寝湯の三つの異なる趣向の風呂があって、なかなか良かった。TVの旅番組で利用される銀山温泉の宿としては、この銀山荘が一番多いのではないかと思う。
 
夕食は美味しかったし、ボリュームも結構あったので生ビールが進み、ジョッキー2杯を空けてしまった。
 
料理を食べながら、実は、まだガス灯の温泉街の事が諦められず、もう、入浴後の外出だろうが何だろうが、とにかく湯冷めして風邪を引いてでも行くしか無い。ハワイの時は、腰骨を骨折してでもラニカイビーチの写真を撮りに行ったのだから、ここで諦める訳には行かないという気持ちで固まりつつあった(笑)。
 
食事を終えて部屋に戻ると、意外と身体や髪は乾いていたので、これなら湯冷めは大丈夫だと思い、コートを着て借りた長靴を履いて出発。フロントでガス灯が消える時刻を聞いたら11時頃だと言うので、時間的には楽勝である。
 
ガス灯で浮き出た様な温泉街の佇まい。予想どおり素晴らしかった。本当に来て良かったと思った。
 
写真はコチラ
 
 【写真集】山形旅行(2019/2) (2)古窯~文翔館
 【写真集】山形旅行(2019/2) (3)文翔館~最上川舟下り
 【写真集】山形旅行(2019/2) (4)銀山温泉
 
【2月13日(水)】
■宿〜上杉神社
 
未明の4時過ぎ、いつもの様に温泉浴である。この日は、宿がそれほど大きくない事もあり、この時間から温泉に浸かるのは私だけであった。
 
銀山荘の朝食は7時半からである。バイキングではなく和定食であった。
食後に売店でお土産を買ってから部屋に戻る。
 
9時に宿を出発したバスは、1日目に行った山形市まで戻る。車窓から見える雪景色は、時間とともに雪の量が少なくなってくる。
 
少し走ったところで、バスガイドさんより緊急停車のアナウンスが入り、通り沿いのコンビニ駐車場に大型バスが入った。どうやら参加メンバの中からトイレのリクエストがあった様である。今回のツアー企画は、2泊3日の旅行であるが、参加費が一人あたり97,700円であり、どちらかと言うとリッチな部類の企画である。だからかどうかは知らないが参加者の殆どはシニア世代の方々である。我々夫婦も二人の平均年齢は60を超えている(笑)。まあ我が家は例外であるが、参加者の皆さんは結構、経済的に余裕がある方々ではないかと思われる。何が言いたいかというと、今回の参加者の殆どがシニア世代なので、トイレが近くなるのも むべなるかなと言うことである(笑)。実は、午後にも緊急停止がもう一度発生する事になる(笑)。
 
途中、初日に立ち寄った物産館「ぐっと山形」で買い物休憩したあと、山形県内を南下して米沢市内に向かう。
途中、車窓より道路の左側に山形新幹線や在来線の電車と遭遇した。山形新幹線は、開通当初は在来線の線路の外側に1本線路を追加して、同じ線路(3本線路)を使い分けて幅の狭い在来線車両と幅の広い山形新幹線車両で線路を共用したと記憶しているが、今、ネットを調べたところ、在来線(貨物線)は廃止になり、現在は山形新幹線しか走ってないと書かれていた。では、私が車窓から見た在来線電車と言うか新幹線車両ではない通常の車両の電車(1両か2両の編成だった)は、いったい何だったのだろう? 作業用の臨時車両?
 
■上杉神社
 
やがてバスは上杉神社に到着。銀山温泉から山形市内に戻ってくるに連れて雪の量が減ったのだが、米沢市内では、再び雪の量が増えた様である。どうも、緯度と降雪量は単純に比例するという訳では無さそうである。
 
上杉神社は、数日前に「上杉雪灯篭まつり」というのが開催されたらしく、その雪灯篭が境内に残っていた。米沢藩主だった上杉鷹山の像や、鷹山が家臣に示した「なせば成る なさねば成らぬ何事も 成らぬは人のなさぬなりけり」という有名な和歌の石碑なども雪の中にあった。
上杉神社は、事前には余り注目してなかった立ち寄りポイントであったが、なかなか雰囲気のある名所であった。雪に覆われていたという点も良かったのかもしれない。
 
上杉神社見物のあとは、すぐ近くにある「登起波(ときわ)」という米沢牛のお店(販売と食事処)で遅めのランチである。米沢牛のすき焼きであったが、甘くて美味しい肉であった。それに、肉の量も結構な盛りであり、満腹であった。生ビールも美味かったし(笑)。
 
■米沢〜大内宿
 
米沢の街をあとに、バスは福島県に入り、喜多方、会津若松と経由して本ツアー最後の観光スポットである大内宿に向かった。途中で、幾つ雪の峠道を通過したか分からないほど、山越えのルートを通過して行った。
 
会津若松の中心街を過ぎた辺りで、本日2度目のコンビニへの緊急停車である。今回は、車内で添乗員さんの所に近寄っていった参加者は無かった様なので、どうやら自席から携帯電話で添乗員さんに緊急停車をお願いした様である。正直、新白河駅から乗車する東北新幹線の電車が決まっているため、添乗員さんの顔色も流石に青ざめ気味だったと感じたのは私だけだろうか(笑)。
 
大内宿は、会津鉄道線の湯野上温泉駅の少し手前から右折して山道に入り、5kmほど奥に入ったところにある。会津西街道と呼ばれる会津若松と日光今市を結ぶ街道の途中にあった宿場である。
 
平日、深雪の季節とあって、大内宿の店は殆ど閉まっていた。こちらも数日前(連休)に大内宿雪祭りというのが開催されたらしく、雪灯篭が沢山残っていた。
 
緊急停車の影響もあって、観光時間は急遽35分間に短縮。一番上の店までは歩いて10分程度、その上にある登り坂を登れば大内宿が一望出来ると添乗員さんが言うので、ここまで来て行かない訳には行かない。とにかく、滑らない事を注意しつつも夫婦共々、早足で一番上まで行き、その先の上り階段を駆け上がって記念撮影してきた。添乗員さんも我々夫婦の後から高台まで来て、シャッターを押してくれた。
 
バスまでの戻り道で、開いていた店に入り、記念にぐい呑を2個買い求めた。何でも、こんな小さなぐい呑も、職人さん達が一つ一つ丁寧に作るんだそうである。確かに、横に陳列してある一合枡と同じ様な造りのぐい呑であり、綺麗な仕事をされているのがわかる。値段も一合枡と同じ値段(770円/個)である。
 
■大内宿〜新白河〜東京〜三島
 
大内宿をあ出発したバスは、何とかほぼ予定通りに東北新幹線・新白河駅に到着。
駅で調達した笹かまを肴に東京駅までのひと時を最後の酒盛りで過ごした(笑)。
 
東京駅に到着すると、あとは直通連絡改札を抜けて東海道新幹線に乗り換えるだけであるが、最後の最後なので団体行動の必要性もなく、各自の責任でこだま号に乗り込んで各自の最寄り駅で下車して流れ解散するだけなので、添乗員さんもまあ神経質になる必要も無かろうと思ったのだと思うが、「駅ナカに出て買い物される方は、駅員さんにお願いして買い物に行っても結構です」と言ってくれた。
我々夫婦は、東京に出た帰りにはほぼ例外なく立ち寄る駅ナカの店でお惣菜を買い込み、こだまに乗り込んで三島まで戻って来た。
自宅に戻って、「お疲れさん」の宴と相成った事は言うまでもない(笑)。
 
今回の旅は、以前からどうしても行きたいと思っていた「かみのやま温泉 古窯」と「銀山温泉」の両方が企画に入っていたので参加を決めたのだが、あまり気にしていなかった「蔵王樹氷」、「最上川舟下り」、「上杉神社」、「大内宿」も全部期待以上だったので、本当に大満足の旅であった。
 
写真はコチラ
 【写真集】山形旅行(2019/2) (5)上杉神社
 【写真集】山形旅行(2019/2) (6)米沢~大内宿~三島