【雑感】遺伝子組み換え作物(GMO)

【雑感】遺伝子組み換え作物(GMO)
2016年07月17日(日)

 遺伝子組み換え作物GMO Genetically Modified Organism)については、本当に悩ましい。日本の食料自給率が低いために、口に入る食品の多くが、何も考えていないとGMOだらけになるからである。 最近、買い物に行くと商品の裏側の成分説明や原産国を良く確かめる様になったし、自宅で食べる食品も随分と変わってきた。以前は、我が家では主食としては米を殆ど食べず、パンや麺類が多かった。しかしながら、最近は基本的には3食ともご飯を食べる様になったし、米を主食として食べる事に慣れてきた。本当は、パンや麺類の方が好きなのであるが、小麦粉の87%は輸入品であり、GMOである可能性が高い。暫くはパンは控えていたのだが、どうしても食べたくなるので、最近は「国産小麦使用」と明記されたパンを極力選ぶ様にしている。カミサンは昔から自宅でパンを焼いていたのだが、子供達が大きくなり各自一人暮らしをする様になってからは、焼いても夫婦二人では食べる量が知れているので焼かなくなっていた。しかしながら、先日、以前ご贔屓にしていた沼津の粉屋さんに行って国産のパン粉(小麦粉)を仕入れた来た。自宅でまたパン焼きを再開するらしい。これで朝食には安心してパンが食べられそうである。問題は麺類である。蕎麦だけは私が打てるので国産の小麦粉と蕎麦粉で打てば良いのだが、うどん、ラーメン、パスタとなると既成品を買うしか無く、おそらくは輸入小麦で作られている。まあ、間違いなくGMO小麦だろう。うどん玉については、讃岐地方で国産小麦を使った麺を作っているという話を聞いたし、ラーメンについては、福岡でラーメン用の国産小麦「ラー麦」を栽培しているそうなので、まあ、その気になれば手に入るのかもしれない。問題はスパゲティやマカロニなどパスタ麺である。国産小麦で作ったパスタ麺を何処かで売ってなかろうか。
 小麦にも増して危ないのが、大豆とトウモロコシである。大豆は95%が輸入トウモロコシに至ってはほぼ100%輸入だそうである。トウモロコシは余り食べないから問題ないと考える人が多いと思うが、これは大間違い。家畜(牛、豚、鶏)の飼料はトウモロコシが使われているので、肉やバター、牛乳、これ全部GMO食品だと思った方が良い。勿論、和牛も。それからサラダ油も、コーンスターチもトウモロコシを使っているのが多いし、醤油、味噌、豆腐は国産大豆のものを注意して選ばないと、だいたいがGMO大豆を食べることになってしまう。本当に嫌になってしまう。我が家では油はオリーブ油とごま油に変えつつある。お惣菜などは、まず危ない。何を使っているのか分からない。外食も最近減ったなあ。(これは単に節約しているだけと言う話もあるが。笑)
 日本では、一部の方々が頑張ってGMO食品とそうでない食品を調べてネット等に掲載してくれているが、国民全体では、まだまだGMO食品が危ないと言う意識が低い。GMO作物を作っているご本家の米国や欧州では結構、GMO反対の声が高いのに。本当は、国がGMOマークとか非GMOマークとかを作って、買い物の際にマークを見れば簡単に選別出来る様にすれば良いのだが、「遺伝子組み換えである」の表示義務を課しているのはほんの一部の食品だけであるし、それも殆ど守られていないのか、「遺伝子組み換えでない」という表示は時々見るが、「遺伝子組み換えである」と言う表示など見たこと無い。まあ、米国の属国である日本の政府は、TPPでGMO作物をどんどん輸入する事は考えても、規制することはない。かつ、TPPを批准しようものなら、ISD条項で訴えられるので、規制すら出来なくなる。
 最近、癌の発症率が二人に一人とか言われる様になり、昔より随分と多くなっている様に思うが、GMOも十分にそれに貢献しているのではなかろうかと私は思う。
どうしたもんじゃろのう〜

【参考記事】
アメリカの遺伝子組み換え食品=GMO 法律や表示マークってどんなもの?
モンサントは従業員にはGM食品を食べさせない
 注)モンサント社は、遺伝子組み換え作物を作っているご本家
遺伝子組み換え食品FAQ
モンサントは、いかにして政府規制当局に侵略し、占領し、今や支配しているのか