長瀞(ながとろ)バスツアー
2015年11月14日(土) 雨
先月に続きバスツアーに行ってきた。今回は埼玉県秩父エリアの長瀞である。長瀞には未だ行ったことが無かったが、ちょうど紅葉の時期のバスツアーが読売旅行から募集されていたので申し込んでおいたのである。
この日は朝から生憎の雨。三島駅前を出発したバスは、長泉、裾野、御殿場と回って参加者を拾ったあと、東名高速道の御殿場ICから高速道に乗る。秩父エリアへの道としては、以前は山梨県に出て峠を越えて行くルートが最短だったらしいのだが、つい最近、圏央道(けんおうどう)の海老名〜埼玉県内が全線開通したらしく、高速道を使うのが一番早いルートになったそうである。ちなみに、圏央道(正式名称は首都圏中央連絡自動車道)と言うのは首都圏の外環道路のうち一番外側に当たる道路であり、茅ヶ崎(神奈川県)〜海老名(神奈川県)〜八王子(東京都)〜鶴ヶ島(埼玉県)〜久喜白岡(埼玉県)〜つくば(茨城県)〜東金(千葉県)〜木更津(千葉県)を通るルートである。既存の高速道+東京アクアラインを組み合わせて乗り継げば一周できる様になる。海老名〜久喜白岡間が全線開通したので、例えば三島からは東名高速道経由で中央自動車道、関越自動車道、東北自動車道に直結したことになり、都内を通過することなく長野、東北方面に行くことが出来る様になった。
御殿場ICに入るとすぐに足柄SAでトイレ休憩。沼津から乗って来た人には結構な時間が経っているので、ここでトイレ休憩である。海老名JCTで東名から圏央道に入り、鶴ヶ島JCTから関越自動車道に入る。高坂SAで二回目のトイレ休憩。足柄SA(御殿場の先)から高坂SAまで僅か1時間半で来れる様になったのだから大したスピードアップである。花園ICで関越道を降りると、国道140号を通って長瀞まではすぐ。長瀞渓谷と言うのは、実は東京湾に流れ出る荒川の上流なのである。
まずは宝登山(ほどさん)神社前の食事処での釜飯ランチ。そのあと荒川の河原に降りてライン下りの船に乗り込む。最初はゆったりとした流れだったが、やがて急流の箇所もあり、雨の中の川下りであったが十分に楽しむことが出来た。舟を降りたところには岩畳(いわだたみ)と呼ばれる有名な一枚岩がある。そこを散策したあとは長瀞駅前まで続くお土産店街を散策。実は、紅葉の季節の土曜日、しかもこの日は埼玉県民の日だったそうなので旅行会社が渋滞を予想して余裕のスケジュールを組んでいたらしいのだが、雨天のため県民が行楽を控えたのか渋滞が全くなく時間が余り過ぎ、この場所で2時間弱の自由時間となった。とは言ってもこの辺りにはお土産屋さんしかなく、すぐに見終わって時間を持て余したので軽食の店に入って珈琲を飲み時間を潰す。14:50に秩父鉄道・長瀞駅に集合したあと、15:13発のSLに乗り込んで寄居駅まで20分ほどのSLの旅を楽しむ。SLに乗るのは6年前の大井川鐵道以来である。
今回のバスツアーはSL乗車が最後のイベントであり、寄居駅で迎えのバスに乗り込んで帰途に着く。途中で事故渋滞もあったりしてバスが三島駅前に到着したのは夜の8時半頃であった。まあ、雨の中のツアーではあったが、川下り、SL乗車もあってまずまずのツアーであった。これで今年の行楽計画は今のところこれで終わり。あとは年末に向けて餅つき、帰省、正月となる。なお、今年は盆帰省に続き正月も車で帰るつもりであったのだが、前日に三島に帰っていた長男が、危ないから交通機関を使って帰ってくれと言うので、新幹線で帰ることにした。「老いては子に従え」である。
1 東名高速道・足柄SA
2 御殿場プレミアム・アウトレットの観覧車(足柄SAより)
3 関越自動車道・高坂SA
4 長瀞に向かう途中の道
8 宝登山神社にて
10 宝登山神社の紅葉
105 長瀞駅にSL到着
110 寄居駅に到着